国際学部の授業に看護学部の学生が参加:多文化共生「やさしい日本語」について考える



UPDATE 2023-05-16

2023年5月10日(水)の3時間目に看護学部の学生が国際学部の授業に参加し、国際学部の学生とともに多文化共生について学び、お互いに意見交換をしました。

今回の看護学部と国際学部の連携による学生の授業参加は、初めての試みで、看護学部の田中結華教授の「多様な文化的背景を持つ在日外国人患者への看護の探求」をテーマにする授業の一環として企画されました。4年生2名が、国際学部の門脇薫教授の「国際社会と日本語プロジェクト」(受講者49名)の授業に参加し、「多文化共生と日本語教育:やさしい日本語」についての講義を受け、一緒にディスカッション等のグループワークに参加しました。

今後日本社会では、ますます外国籍の住民が増加することが予想されるため、日本語母語話者の日本人側が「やさしい日本語」を学んでコミュニケーションをとっていく必要があることを、今回の授業をとおして学びました。

この後は、各学部の授業において看護学部の学生は、「在住外国人への医療サポートに役立つパンフレット」を作成し、国際学部の学生も「在住外国人に役に立つものを作成する」というプロジェクトワークを行います。学期の最後には、お互いの成果物を共有する予定です。

今回の学部の垣根を超えた授業での交流は、両学部の学生にとって非常に貴重な学びの機会となりました。このような取り組みが行えるのが、総合大学ならではの強みであり魅力だと言えます。

                                         (文責:国際学部教授門脇薫)