読売テレビ放送本社を訪問・見学しました



UPDATE 2023-05-17

私たち外国語学部森ゼミナールは、2023年3月27日(月)に大阪市中央区に位置する読売テレビ(ytv)を訪問し、スタジオなど局内の見学を行いました。ゼミでのテレビ局見学は、今年2月の韓国JTBC見学に続き2つ目となります。今回の見学はゼミの共同研究の一環として位置付けられるものです。

読売テレビ放送とは

読売テレビ放送は日本テレビ系列の準キー局です。近畿地方を放送対象地域としています。「朝生ワイド す・またん」「関西情報ネットten.」「大阪ほんわかテレビ」(以上、関西ローカル)、「情報ライブミヤネ屋」「ダウンタウンDX」(以上、全国ネット)、「鳥人間コンテスト」「ベストヒット歌謡祭」「ytv漫才新人賞選考会」(以上、スペシャル番組)など有名な番組を数多く放送しています。

1990年以降はアニメ制作に力を入れており、「名探偵コナン」などの大ヒットアニメを数多く制作しています。局内では名探偵コナンの銅像を見ることができました。

また、私たちが訪れた際、読売テレビ一階エントランスロビーでは大型ビジョンにオリジナル映像が投影されていました。

中継車庫見学

最初に中継車庫の見学をしました。運搬車・映像車・音響車があり、色がシンプルかつサイズが大きい車体もあればコンパクトな車体もありました。

ニュース中継車の色がシンプルな理由は、暗いニュースを扱う際、派手な色だと良い印象を持たれず不謹慎だからだということでした。そしてコンパクトな車体は街中に入ることが比較的容易だということでした。

SNG(Satellite News Gathering)車もあり、通信衛星を経由させて、テレビ番組に用いる車が3台ありました。

スタジオ見学

番組を収録する際、スタジオ設営に一時間半ほど時間がかかるそうです。設営は、最初に照明の調整を行い、その後床のパネルを敷き、さらに大道具やセット・小道具などを設置していくとのことです。設置後、再びハシゴや棒を用いて照明の最終調整を行い仕上げとなるようです。この過程を手早く行うということでした。

スタジオ設営終了後はリハーサルを3回に渡って行うとのことです。まずは出演者向けの「ドライリハーサル」と呼ばれる、カメラを使わず初めから終わりまでの位置関係を確認するリハーサルを行います。ドライリハーサルが終わると、「カメラリハーサル」を行います。今度はカメラを用いて初めから終わりまでのリハーサルです。そして、最後に「ランスルー」と呼ばれる本番通りのリハーサルを行います。このように時間を費やして、一つの番組が作られるとのことで、一時間枠の番組だとしても三時間ほど撮影することも多々あるということでした。編集担当の方々は、「ここが面白いから使おう」「ここはカットしよう」などの議論を重ね、相当時間をかけて一本の番組を製作するようです。

見学を終えて

読売テレビ放送を見学し、2月にゼミで訪問した韓国の放送局JTBCとはまた違う撮影や制作の裏側を学ぶことができたと思います。普段から読売テレビを視聴しているので、「朝生ワイド す・またん」「情報ライブミヤネ屋」のスタジオ見学をした際、実際そこには出演者はいませんでしたがが、出演者がいるような感じがして、番組の中に入り込んだような錯覚を覚えました。とても印象的でした。貴重な体験や新しい学びがあり有意義な時間を過ごすことができました。

【スタジオ見学の様子】

【局内のコナンテラスで大阪城をバックに撮影】

(外国語学部 森ゼミナール 大島知輝)