日本経済新聞主催「学生対抗円ダービー」とは、中学生以上の学生・生徒たちがチーム(3名以上)で参加し、円・ドル(為替)相場の予想を競う大会です。具体的には、6月末(1回戦)と7月末(2回戦)の為替相場をそれぞれ1カ月前に予想(その根拠の作文とともに提出)し、その予想値と実際の終値との差を2回分足し合わせた合計差(乖離値)の小ささを競います。今回(第23回)は55校683チームが2回戦まで参加し、中島ゼミの3ゼミチーム(リーダー上田佳映さん)が第7位に入賞しました。
6月末(1回戦)は、米国の長期金利が高止まりし、日米の金利差が縮まらず円安傾向が続くことを予想し、42位につけました。7月末(2回戦)は、予想が難しい状況でしたが、主な経済指標の分析からインフレ圧力は依然として強いと判断し、一時的に円高に振れるという予想が的中し、一気に7位に順位を上げました。
企業活動のグローバル化がますます進む中、為替相場の動向は企業業績にも大きな影響を及ぼすため、その基本を学ぶことを目的として、中島ゼミでは10年以上連続して3年生と4年生が円ダービーに参加してきましたが、過去最高の成績となりました。
(文責:国際学部教授 中島直嗣)
<参照> 日本経済新聞2023年8月26日付朝刊20面(マネーのまなび)および同電子版の下記の記事
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD151NI0V10C23A8000000/