米国Berry Collegeから教職課程生が来校!



UPDATE 2024-06-27

2024年5月、米国ジョージア州のBerry Collegeから、Chang Pu教授と11名の学生が来校し、学生や教員と交流しました。5月6日に到着した翌日、さっそく摂南大学グローバル教育センター主催の交流プログラムに参加し、日本文化体験をしました。その後、アメリカの教職課程で学ぶ11名が常翔啓光高校と常翔学園高校にて3日ずつ、教育実習に挑み、週末には京都と奈良へ摂南大生と共に訪れてさらに日本の文化面にも触れました。(記事の最後に関連記事URLを掲載しています)この記事では、国際学部の学生とだけ過ごした16日についてお伝えします。

5月16日、Berry Collegeのみなさんは国際学部Curtis Chu先生ゼミの学生たちと学食を楽しんでから、国際学部の英語の教職課程生を交え、2つの高校での実習をふりかえるセッションを持ちました。Berry大学の学生にとっては、ペアでティームティーチングをすることも、また予備調査をしないで会う生徒たちに合わせて授業案を調整していく経験も、初めてでした。最初は思うようにいかなかったものの、教室移動の最中にもアイディアを出し合って全力で進め、最終日には自分やパートナーの成長がよくわかった、と口々に述べていました。

「来日前に、日本の子どもたちはあまり話さない、と聞いていたけれど、そんなことはなかった。ちゃんと向き合ったら、いろんなことを話してくれたし、英語でお話したいと授業以外のときにも近くに来てくれた。」

「生徒がとってもかわいかった。」

「雰囲気の異なる2校に行けてよかった。」

と感想を交わしていました。


16日午後には国際学部の授業にも参加してくれました。写真は、国際学部の鳥居祐介先生担当の「日米比較文化論」での様子です。この日のテーマは「人種と政治」。伝統的な物語のヒロインをエンターテイメントの新作映画でどう配役するかなどについて、複数の人種や移民の視点などから多様な見解を交わしました。Berry Collegeの学生・教員も摂南大学の履修生も、自分自身、また身近な人たちの人種や移民の家族がいて、それぞれからの実感のわくコメントに、互いに真剣に耳を傾けていました。

米国Berry College:  Berry College – Best Private Colleges in Georgia
摂南大学グローバル教育センター 記事: https://www.setsunan.ac.jp/kokusai/news/detail.html?id=6628
常翔学園高校:ベリー大学教育実習生来校 – 常翔学園中学校・高等学校 (josho.ac.jp)
(文・写真 国際学部教授 齋藤 安以子)