私、吉田百花(国際学部3年生)は現在スペインのサラゴサという都市にあるサラゴサ大学(スペイン語:Universidad de Zaragoza 英語:The University of Zaragoza)に留学しています。本「留学生通信」ではスペインの文化について私なりの視点で報告してみようと思います。通信第4回目の今回は、スペインで生活してみて驚いたことについて書こうと思います。
まず初めは、犬の散歩がてらに服を買うため服屋に立ち寄る人がいて、店内で犬を同伴させていることにびっくりしました。他にも、買い物での日本との違いは、スーパーマーケットに入る際に、入り口付近に設置されてあるロッカーにかばん(買い物袋や大きめのかばん)を預けなければならないことです。基本的に、スペインでは徒歩でスーパーマーケットに行くため、買い物用キャリーケースを持っていく人が多いです。犯罪防止や大きなキャリーケースは買い物の邪魔になるなどの理由からロッカーが設置されているのでないかと思います。下の写真が、スーパーマーケットの入り口にあるロッカーと買い物用キャリーケースです。
次に、今まさに本番を迎えている夏のスペインでの暮らしで驚いたことです。スペインでは、主に大陸性気候と地中海性気候があり、地域によって気候が異なりますが、ほとんどの地域が夏はとても気温が高くなり、日差しも強いです。そんなスペインですが、スペイン語ADELANTE「スペインのエアコン普及率はどれくらい?」[1]によると、一般家庭におけるエアコン(冷房)の普及率はスペイン全体だと約34%、スペイン南部や暑い地域では、約70%だそうです。そもそも、ヨーロッパにおけるエアコンの普及率が低く、フランスやポルトガル、イタリアなどもエアコンがないことがほとんどということです。
私の住んでいる地域でも、エアコンが設置されている家はあまり見かけませんし、当然、ホストファミリーの家にもなく、毎日暑さと戦っています。そのため、「Persiana(ペルシアナ)」と呼ばれる強い日差しから窓を保護するために取り付けらているシャッターを日中は下ろして、日差しを室内に入れないようにするなどの工夫をして過ごします。日が落ちて涼しくなった夜は、キッチンやリビングといった部屋の窓を全開にし、自分の部屋の扉の隙間を開けてすきま風が入るようにして寝ます。ただし、スペインは、日本と違って網戸がないため、家の中に虫が入ってくることが日常茶飯事です。
他にも、日中は暑さを凌ぐため、エアコンがあるカフェに行きお店で時間を潰す人もいます。カフェでも、日本と異なるところがあります。スペインでアイスティーやアイスコーヒーを注文すると、コーヒーカップに入ったコーヒーと氷が入ったコップの2つが提供され、セルフで氷の入ったコップに移し替える必要があります。また、スペインでは、コーラをコカコーラと言い、コーラには必ず氷とレモンが入っています。下の写真は、実際にコーラを注文した時のものです。
(国際学部3年生 吉田百花)
1 https://adelante.jp/noticias/blog/cuantas-viviendas-tienen-aire-acondicionado/
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