韓国MBC訪問記:スタジオ見学と関係者インタビュー[森ゼミナール]



UPDATE 2024-12-29

2024年2月15日(木)に、私たち森ゼミナール3期生は、韓国MBC(Munhwa Broadcasting Corporation/문화방송/文化放送)を訪問してスタジオ見学をしました。森ゼミナールによる韓国現地調査の一環です。壇国大学のカン・ネウォン教授(メディアコミュニケーション学部教授)の紹介で実現しました。日常生活では絶対に見ることのできないものを見ることができ、新しい学びへと繋げることができました。

スタジオ見学

 いつも何気なく見ていた音楽番組のセット作りをされている場面では、こういった裏方と呼ばれる多くの方々がいてこそ成り立つものだと再確認できました。同時に、やはり私達が映像として見ているものはほんの一部に過ぎないということに気付かされました。

【スタジオでの番組準備の様子】

 また、ニューススタジオを見させて頂いた際には、ニュースカウンターに一人一人座っての記念撮影もできました。そこにもまた、当然ではありますが、ディレクターや照明担当、カメラ担当の方々がいて、毎日のニュースを届ける準備をしていらっしゃいました。

【ニューススタジオでの撮影(森先生とゼミメンバー)】

音響室では、それぞれの機材の説明を丁寧にしていただき、部屋のひとつひとつにしっかりと意味があることがわかりました。

今回のMBC訪問で改めて学んだことは、どこの場所でも、目立つところ目が行きがちですが、その裏ではいろいろな人たちの支えがあり、そのサポートがあってこそ成り立っているということです。一つの番組を作るのにもたくさんの人が関わっていて、一人でも欠けたらできない仕事であり、これはどの業界でも同じことが言えると思いました。

今回MBCスタジオ見学を案内してくださったキム・テホン先生(メディア解説者、元MBC職員。現在、白石芸術大学教授)含め多くの方々に深く御礼申し上げます。私たち摂南大学外国語学部(国際学部)森ゼミナールは、今後も学び続けたいと思います。ありがとうございました。

パク・ドンヒョク部長(デジタルニュース編集チーム)へのインタビュー

同日に、私たちは、デジタルニュース編集チームのパク・ドンヒョク部長のインタビューも行いました。そこでは、色々はお話を聞きましたが、私(太田)が1番印象に残っていることを1つ紹介します。私がパク部長に「プロデューサーという仕事を長年務められて大変だったことは何でしょうか」ということをお聞きした時に、「人の死に携わるニュースを扱うときです」とおっしゃられていました。私はプロデューサーの仕事は忙しいだけでなく、あらゆる現場に向きあう仕事なのでストレスがかかる仕事だと考えていました。私のこのような想像をはるかに超えて「人々の死に触れる内容を扱う度に深く考える」とおっしゃったことが一番衝撃的でした。また勤務してきた20年を通して1番変化したと感じたことはメディアの多様化だそうです。

 お忙しい中、私たちのインタビューに真摯に答えてくださったパク部長に心からお礼を申し上げます。

【インタビュー後にパク・ドンヒョク部長と囲んで撮影】

(摂南大学外国語学部 森ゼミナール 池上愛利・太田彩夏)