Shakespeare原作の演目の中で、劇場内でタイトルを言うと不吉なことが起きる、という噂もあるお芝居 Macbeth を、2024年10月8日(火)10号館7階の小スタジオで上演しました。
今回はオーストラリアの劇団THATによる、聴衆が何人も参加する演出です。学生たちは、有名な3人の魔女のうち2人、主人公と共に予言に人生を動かされたバンクォー(亡霊としても登場)、父王が暗殺された皇太子マルコム、伝令や暗殺者、といった役どころを、原作を反映した英語のセリフで演じました。
参加した学生の声:
「俳優さんの眼力がすごかった」
「暗いところでこっちに向かってくる迫力があった」
「シェイクスピアの英語でセリフを覚えるのを、がんばりました」
「プロは一人で何役も演じていて、全部ちがう感じになっていた」
この日は国際学部2年・3年・外国語学部4年と、卒業生が教員になったクラーク高等学院天王寺校インターナショナルコースの2年生のみなさんが集まりました。国際学部の1年生は残念ながらこの時間帯に必修科目があり、「観たい~」という声をあげながらも次回の学内公演のチャンスに希望をつなぎました。英語科の教職課程で学ぶ学生にとっては、この日の朝に教職学生向けに開催された劇団THATの俳優によるドラマワークショップに続いて、全身を使ったコミュニケーションの効果を実感する機会となりました。ぜひ、来年度も海外の俳優をお迎えしたいと願っています。
(国際学部教授 齋藤安以子)