京田辺市でクラフトビール試飲会を行いました



UPDATE 2023-05-29

 2023年5月14日(日)、京田辺市大住にある国指定重要文化財「澤井家住宅」にて、本学教員・学生が開発にかかわってきたクラフトビールの試飲会を開催しました。当日は京田辺農福観地域づくり協議会が主催し、市長や関係者、市民らのご参加があったほか、国際学部からは西川眞由美学部長が参加し、閉会の辞を述べました。

 完成したクラフトビールはまだ試作段階とはいえ、大麦の風味を活かした逸品でした。このビールは原料の大麦から地元で生産しており、全国的にも珍しい国産麦芽を使ったクラフトビールとして商品化することを目指しています。

 この大麦は「ゴールデンメロン」という古い品種であり、かつて明治期に京田辺で栽培され、大手のビール会社に出荷されていました。京田辺農福観地域づくり協議会がこれを使ったクラフトビールづくりを発案し、ひょんなご縁から本学農学部・国際学部教員が協力する形でプロジェクトが進められてきました。

 摂南大学チームは、遊休農地を有効活用して農業振興と地域コミュニティの活性化を進めるモデルづくりを目的として研究を進め、2022年4月から京田辺市より「大学連携地域貢献研究」として助成を受けています。国際学部からは小林講師(人文地理学)がメンバーに加わり、製品を活かしたビジネスモデルづくりやコミュニティ活性化の推進で貢献しています。また、小林ゼミでは、「食と農とまちづくり」をテーマに、農業体験やマルシェの出店、政策グランプリなど、実践を通じた学修を京田辺市のみなさまにご協力いただきながら進めています。

 京田辺のファンコミュニティを広げようとするこのプロジェクトは、どなたでもご参加できます。みなさまも、農業や特産物づくりの仲間に加わりませんか?詳しくは、京田辺農福観地域づくり協議会のインスタグラムをご覧ください。

・京田辺農福観地域づくり協議会:https://www.instagram.com/love_kyotanabe/