2023年10月、国際学部1年生の科目「Drama」にて、プロの俳優・演出家によるドラマワークショップを開催しました。講師はAlessandro Visentin先生(写真1 左から2人め)とGabriel Felipe Ramirez Botero先生(写真2 左から2人め)のお2人です。
寝屋川キャンパス10号館7階には、小スタジオという、三方に階段状の客席があり、中央に板張りのステージがある特別な教室があります。写真1の上部にあるとおり、スポットライトと幕も完備しています。演劇やプレゼンの授業、音楽演奏のサークル活動でもよく使われるこの教室で、感情表現を身体で行うための90分を過ごしました。
すべて英語で進んだワークショップでしたが、今日のテーマはセリフ回しではなく「身体表現」。外国語を学ぶ学生が外国語でのコミュニケーションではついつい言語にのみ頼りがちなところを、セリフがなくてもこれほど豊かにメッセージを送り合えるということを実感しました。無言でも、人は協力できたり、拒絶したり、受け入れたり、できます。相手の身体表現から、驚くほど「わかる」のです。
この日の参加者には、選択科目「Drama」が摂南大学で開講された初期の履修生でもあった松吉先生(卒業して、今は大学と高校で教員として活躍中)も加わってくれました。コミュニケーションに興味を持っている学生が、代々履修して表現のバリエーションを広げるdramaの授業は、2024年度も後期に開講します。俳優によるdrama workshopは、今年は教職課程クラスで実施予定です。
This project was supported by Japan Society for the Promotion of Science Kakenhi Grant Number [20K02798: Creation and practice of English drama workshops to promote multiculturalism].
(国際学部 齋藤安以子)