インドネシアの大学と連携交流授業を実施



UPDATE 2024-07-15

20247月12日(金)、インドネシア・ジャカルタLIA(リア)大学(Universitas LIA)と連携授業を実施しました。 

LIA大学は、本学グローバル教育センターの前身である国際交流センターの派遣プログラムを実施したり、つい先月までは本学部4年次生がインドネシア政府奨学生として留学するなど、摂南大学と緊密なつながりがあります。 

 LIA大学には日本語を学ぶ学生が多く、今回、国際学部3年次開講科目「インドネシア語で考える現代社会」において連携交流授業を実施しました。授業のテーマは「若者のライフスタイル」です。 

 授業では、まずLIA大学の学生たちが4班に分かれ、 

「インドネシア人学生の起床時間と人気のゲーム」 

「インドネシアのポピュラー音楽」 

「インドネシアのコンビニ」 

「若者の間で流行っていること」 

について、それぞれ日本語で10分程度の発表をしました。


そのあと
6班に分かれた摂南大生が 

「日本のコンビニへ行ってみよう」 

「大阪でカフェしてみる??」 

「USJを楽しもう」 

「『おはよう』から『おやすみ』まで─日本の若者の日常─」 

「花火」 

「(摂大寝屋川)キャンパスをぶらぶら」 

といったテーマについて、それぞれインドネシア語でプレゼンテーションをしました。学生にとって普段学んでいる外国語を使って、その言語のネイティブスピーカーに向かってプレゼンをする絶好の機会となりました。 


 この授業には、2年次の「総合インドネシア語」受講生も参加しました。連携授業は同年代の日本の学生とインドネシア人学生との交流の場と化し、質疑応答も大いに盛り上がり、予定の時間を大幅に過ぎてしまうほどでした。 

 以下、紙幅の関係ですべてを掲載するわけにはいきませんが、参加学生からのコメントを一部抜粋してご紹介します。 

・自分と同じ世代のインドネシア人がどんなことに興味があるのか知ることができたのでとても有意義だった。 

・実際に同世代のインドネシアの学生たちとお互いの国の流行しているものなどを共有できてとても楽しかったです。 

・授業では取り上げることのできないようなインドネシアの人のライフスタイルを知ることができた。また、流行しているスマホゲームが日本でも少し流行っていたもので少しびっくりした点もありました。 

・お互いの言語を使って発表することがとてもいい経験になった。zoomではあったが、お互いの顔などが見られてよかった。 

LIA大学の人のノリが良くて質疑応答の時にとても笑ったし、楽しめた。 

・面白くて楽しかったです。インドネシアの子たちと年齢とかもほぼ同じで、国は違うけどKPOPとかゲームとか思ってることも似ていて、通じてる感じがしました。 

・本場のインドネシア語を聞いてとても刺激になった。 

・お互いの言語で発表できて良い機会でした。合間に手を振ると振り返してくれたり質疑応答などをして、リアルタイムで繋がっていると感じられました。 

・現地の方との話す機会が出来てネイティブのインドネシア語を聞けたり、インドネシア人の日本語が上手くて、もっと勉強しないとな、と思いました。 

・現地の学生とコミュニケーションを取れてよかった。おんなじマインドを感じた。 

LIA大学の皆さんの日本語がすごく上手でした。日本の文化のことをもっと好きになってほしいです。また日本語ももっと勉強してほしいなと思いました。 

・摂南大学の先輩方の発表もインドネシア語がとてもスムーズに話せていてすごいなと思いました。僕ももっとインドネシア語を勉強して話す練習してスムーズに話せるようになりたいと思いました。 

・お互いが異なる言語を話すことで異文化を知ることができていい経験になった。言語の壁を超え、コミュニケーションをすることで多くの知識を知ることができた。 

・伝わらないと思っても、気持ちを込めて話すとなんとか理解してもらえるなという風に感じました。それは学びになりました。 

 インドネシア(首都のあるジャカルタ)と日本の時差は2時間ですので、リアルタイムの遠隔授業もしやすい環境です。今回の授業は金曜日の実施だったため、イスラム教徒にとってはモスク(イスラム教寺院)での合同礼拝日となっており、リア大学側の要望もあり、授業開始時間をこちらでは昼休みが始まる12時30分としました。このような習慣の違いも参加学生たちにとってはお互いを尊重することの大切さを学ぶよい機会となったようです。 

 大きな刺激となった今回の連携授業を足がかりとして、学生たちには実際にインドネシアへ訪れ、交流を深めてほしいと願っています。 

(文責:国際学部教授 浦野崇央)