2025年7月17日に、本学国際学部の授業「国際貢献論」(担当:原田豪 特任講師)において、JICA関西センターによる海外協力隊説明セミナーが開催されました。
セミナーでは、本学外国語学部(現・国際学部)の2019年度卒業生であり、JICA海外協力隊としてインドに派遣された長尾宗馬氏をお迎えして、ご自身の活動体験を語っていただきました。長尾氏はインドにおいて柔道コーチとして現地の柔道クラブや、パリ2024パラリンピックに出場するインド代表チームの指導にも携わりました。当日は、現地での活動の様子や生活環境について豊富な写真とともに紹介され、参加者は国際協力の現場を身近に感じることができました.
講演では、海外協力隊に応募するまでの経緯や、柔道の指導を通じて感じた困難や達成感,さらに異文化の中での生活や食事についても具体的にお話しいただきました。終了後の質疑応答では、「海外協力隊に参加する前に大学で身につけておくべき力は何か」「現地の言語習得の実際」「応募の決め手となった出来事」など、学生から活発な質問が寄せられました.
参加した学生からは、「海外協力隊への関心が高まった」「挑戦してみたいという気持ちが芽生えた」といった声が多く聞かれ、国際協力への理解を深めるとともに、自身の将来を考える貴重な機会となったことがうかがえました。