UPDATE 2023-07-10
外国人留学生と日本語教育を学ぶ外国語学部3・4年生との交流会「ニホンゴパーティー」が、6月14日(水)の5時間目にスカイラウンジで、開催されました。
参加者の出身国・地域は、インドネシア・中国・韓国・台湾・日本等多様で、留学生は学部留学生・大学院生・グローバル教育センターの交換留学生計12名、外国語学部生は日本語教師養成プログラムを受講している19名が参加しました。
まずは、各グループで自己紹介ゲームをしました。グループ毎のフリートークセッションでは、留学生の国・地域や文化について留学生から話を聞きました。その後は、外国語学部生から「日本文化体験」として日本の遊びが紹介されました。日本語のかるたを皆で一緒にしましたが、留学生もがんばって札を取っていました。「だるまさんがころんだ」は他の国でも同様の遊びがあるようで、留学生の皆さんはルールをすぐに理解していました。最後はグループ対抗「日本語・日本文化クイズ」で盛り上がりました。
今回のニホンゴパーティーを通して、同じキャンパス内で外国語を学んでいる仲間として、双方の学生にとって刺激になったようです。また、日本語教育を学ぶ学生は、本学の留学生を対象に4年生後期に日本語教育実習を2週間する予定なので、留学生と接する貴重な機会になりました。
以下、参加者のコメントの一部です。
<外国語学部学生>
・想像していた以上に留学生の皆さんが日本語を流暢に話していた。私も見習って、もっと外国語の勉強を頑張りたい。
・今回のような機会がなければ、他の国の人と関わることはあまりなく、じっくり話すこともないので私にとってはとても貴重な経験になった。
・摂南大学の留学生と日本人学生全員が楽しんで交流できたことがとても嬉しかった。実際に留学生と関わってみることで、日本語教師になるためのモチベーションアップにも繋がると思った。
・今回のパーティーをきっかけに、みんなが留学生とSNSでつながるなどして交流がずっと続くといいと思う。私自身も、もっと留学生との交流を深めたいと思い、今後は留学生との交流イベントに参加することにした。今回の反省点も踏まえて新たに交流の場を広げたいと考えている。
<外国人留学生>
・日本語で話すのは緊張したけど、みんなが優しく接してくれたので、意見が言いやすかった。
・お菓子を食べながらリラックスした雰囲気で、おしゃべりするのが楽しかった。
・クイズは少し難しかったけど、みんなで一緒に答えを考えるのもとても楽しかった。
・また、このような機会が何回かあったらよい。




(文責:門脇薫教授)
UPDATE 2023-06-30
2023年6月27日(火)の15:05~16:45に、学部2・3生向けの就職セミナーを実施しました。当日は110名の学生が参加し、就職部の職員および航空業界・ホテル業界での実務経験豊富な教員による講演、すでに内定が決まった4年生(4名)からの体験談とアドバイスに熱心に耳を傾けました。
今回のテーマは「就職活動の現状とインターンシップの活用について」です。就職活動をめぐる動向としては、新卒者の早期採用が加速していることに加え、経団連が2023年度からインターンシップを採用に直結させることを公認するなど、インターンの重要性の高まりが指摘できます。こうした状況を反映し、本学部でも年度の前半に就職セミナーを開催し、2年生をもターゲットとすることで、早期に就活の動機付けを行う機会を設けました。
当日のプログラムは、以下の通りです。
1.挨拶(西川学部長)
2.「就活とインターンシップのポイントについて」(就職部職員)
3.「航空業界の現状と今後の見通し」(塩崎裕司客員教授:ANA総合研究所)
4.「ホテル・観光業界の現状と今後の見通し」(檜山和司客員教授:ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド 総支配人)
5.内定獲得済みの4年生(4名)からの体験談とアドバイス
6.質疑応答

塩崎客員教授による講演

檜山客員教授による講演

内定者の体験談(古矢ゼミ4回生)

内定者の体験談(中島ゼミ4回生)
(文 小林基講師、写真 船本弘史准教授)
UPDATE 2023-06-26
Before her retirement, Matsuda-sensei introduced me (Michael) to Professor William Lowe from Howard Community College (hereafter HCC) in Maryland, USA. Professors Lowe and Matsuda organized a COIL in 2022 that had gone extremely well and he was eager to continue the exchange.
2022年度に、摂南大学外国語学部の松田教授と、米国メリーランド州のハワード・コミュニティ・カレッジ(以下、HCC)のWilliam Lowe教授がオンライン国際協働学習を実施したことは、以前にこのウェブサイトでご紹介しました。<アメリカのコミュニティカレッジと国際協働オンライン学習(COIL)プロジェクト | 摂南大学 国際学部|オリジナルサイト (setsunan.ac.jp) >
昨年度のCOILが非常にうまくいったので、Lowe教授は交流を続けることを熱望し、松田先生から紹介を受けて今年は別の教員クラスがCOILの関係を続けることになりました。Lowe教授はアジア文学を教えており、この記事を書いている私Michael HerkeはAcademic Readingのクラスで日本の短編小説の英訳版を教材としています。そこで、今年は吉本バナナの『小さな闇』をCOILプロジェクトのテキストに選びました。
Using the same task sheet, HCC and Setsunan students worked through the text using the guiding questions therein. They then posted their answers to Padlet, an online writing platform, where they could read and respond to each other’s ideas. Finally, students met online in real time to continue the discussion on Zoom. One surprise was that two HCC students, Kevin and Jasmine, had been studying Japanese and could carry on basic conversation.
HCCと摂南の学生は、同じタスクシートを使用し、手がかりになる質問に答えながら作品に取り組みました。そして、回答をオンラインプラットフォームであるPadletに投稿し、お互いの考えを読んでコメントを送り合いました。最後に、オンライン会議システム上で顔を合わせ、リアルタイムで議論を続けました。なんとHCCの2人の学生、KevinとJasmineは日本語を勉強していて、基本的な会話を日本語でできました。
It was a challenge for Setsunan students to carry out literary analysis in English online as well as manage a new learning platform, but they rose to the occasion. HCC students appreciated the chance to discuss Japanese literature with Japanese and get their perspective on the story. It helped make the literature come alive.
摂南の学生にとって、英語で文学分析を行い、新しい学習プラットフォームを使いこなすことは簡単ではありませんでしたが、果敢に挑戦していました。HCCの学生は、日本文学について日本の人と話し合い、物語について視点を得る体験を意義ある機会ととらえてくれました。その経験は、この文学作品を、生きた言葉に変えました。
Professor Lowe visited the Setsunan campus in June and met with a class from the Ei-Pro course who will participate in a different COIL project in the fall. Professor Lowe explained the project and took their questions. They are really looking forward to it.
Lowe教授は6月に摂南大学の寝屋川キャンパスを訪問し、秋に別のCOILプロジェクトに参加する英語プロフェッショナルコースの3年生クラスとお会いになりました。教授はプロジェクトについて説明し、質問に答えてくださいました。学生たちは秋のプロジェクトを本当に楽しみにしています。
英文 Michael Herke 准教授
日本文 広報委員会
UPDATE 2023-06-23
摂南大学の国際学部・外国語学部では、3年生を対象として夏休み期間に「ホスピタリティ・インターンシップ」を実施しています。
今年度は、ANAの海外支店である台湾・台北空港でのインターンシップを4年ぶりに再開いたします。8月25日から29日の4泊5日で実施予定です。このインターンシップではANAの海外空港でエアラインの旅客業務実務を体験するとともに現地スタッフとの交流をとおし異文化体験もでき、事前・事後授業を含めて単位が取得できる授業となっています。[台湾 松山空港]
また、ホテルの仕事に興味のある学生には大阪市内のインターコンチネンタルグループである「ANAクラウンプラザホテル大阪」で2週間にわたりホテル業務の実務を体験するコースもあります。今年は8月9日から22日の間、休日をはさみながらロビーや料飲部門などホテルスタッフとしてお客様対応にあたり、単なる見学にとどまらず、実際の実務を体験できる貴重な機会となっています。[Crowne Plaza=ANA Osaka – Japan、Osaka-shi (ihg.com)]
2年生でホテルビジネス論やエアラインサービス論、ホスピタリティ関連授業を受講して身につけた知識を体現できるホスピタリティ関連の集大成と言える授業です。
ANAグループ企業情報: 私たちが大切にする想い | ANAグループについて | ANAグループ企業情報
ANA総合研究所提携科目について: ANA連携授業 | 摂南大学 国際学部|オリジナルサイト (setsunan.ac.jp)
UPDATE 2023-06-22
私たち外国語学部森ゼミナールは、2023年1月16日(月)にラジオDJ・テレビVJ・イベントMC・韓国ポップカルチャー評論家でいらっしゃる古家正亨(ふるや・まさゆき)さんをゲストスピーカーとしてお迎えし、特別講義を開催しました。古家さんは、K-POPブームをはじめ日本における韓国ポップカルチャーの定着に貢献なさった第一人者といっても過言ではありません。現在も、イベントのMCや番組や執筆活動などを精力的に行っていらっしゃいます。
私たちゼミ生は韓国文化についての共同研究をゼミ内で進めているため、今回、お忙しい中で古家さんにキャンパスにお越しいただき、ゲスト講義とインタビューを行いました。

古家さんにインタビューをする様子
古家さんは、ゲスト講義&インタビューを始める前に気になる事をおっしゃっていました。それは、自身の活動について「自分のようなスタイルで、韓国大衆文化を広める活動をしている方は他にあまりいないとは思います。自分にできる事として、日韓関係に関する情報を良い部分も悪い部分もきちんと伝えないといけないと感じています。ただ自分はおじさんなので(笑)活動には限界があるとも感じています。皆さんのような未来ある若者たちが韓国大衆文化に興味を持ち、日韓関係にかかわる活動を続けてくださるとありがたいです」とユーモアを交えながらも、私たちの研究を後押ししてくださいました。
当日は、ゼミ生の一人である黄愛美さんがゼミ共同研究の紹介をし、他のゼミ生が「MCのお仕事」「韓国メディア」「K-POP」「韓国ドラマとバラエティ」などの項目について順に質問しました。一つ一つの質問に対し、韓国の歴史や最近の事実を踏まえながら、分かりやすく解説してくださいました。例えば「韓国のネットワーク事業がなぜ強くなったのか?」という質問に、1990年代に韓国の政策として「サイバーコリア 21」が行われたことを指摘なさいました。また、K-POPが世界的に注目されるきっかけとしても、まだ「YouTube」が普及していない時に、CDの売り上げを主な収入源にしていた方向性を変え、アーティストのMV(ミュージックビデオ)を無料で公開したケースを紹介してくださいました。このような事例を挙げながら「韓国のインターネットをベースとした産業は、時代を先取りしただけでなく、『何かを犠牲にして何かを得る手法』によって成功につなげられたと感じます。韓国は時代の流れを読み、次に取るべき行動のタイミング、そして何より運が良かった点もあったのではないでしょうか」と指摘なさいました。また、K-POPのこれからについて伺うと、「K-POPのアーティストの個性は、多様性として捉えられるようになっている。そのうちK-POPというジャンルは無くなり、アーティストそのものが注目されると思います。例えばアリアナ・グランデやマイケル・ジャクソンのように、洋楽という枠組みを超えた存在にK-POPアイドル達もなっていくと思いますし、それが正しい成長の仕方だと感じます」とおっしゃっていました。
古家さんにインタビューをして印象的だったのは、ネットの記事やテレビなどのありふれた情報や切り取った一部の情報や憶測ではなく、事実に沿いながら私たちにわかりやすいように真摯に答えてくださる姿勢でした。古家さんにしか伺えないお話も多く、大変貴重な経験だったと感じます。大変勉強になりました。
お忙しい中、ゼミのゲストスピーカーをお引き受けくださった古家さんに心から感謝申し上げます。

古家正亨さんとゼミナール学生・森類臣准教授で記念撮影(古家正亨さん=写真中央)
(外国語学部森ゼミナール 原口恭)
UPDATE 2023-06-20

2023年6月12日、国際学部2年次「Japanese Society and Culture」のクラスに、米国からゲストをお迎えしました。アメリカ合衆国ジョージア州のBerry College( Berry College – Best Private Colleges in Georgia )の、Chang Pu先生です。昨年2022年度にPu先生がご担当の教職課程のクラスと摂南大学外国語学部の教職課程クラスが合同で数週間の授業を行ったことがご縁で、来日された先生に講義をお願いしました。日米の大学生活のちがいや、同じ商品がそれぞれの国・文化圏でどのような方法で宣伝されているかの比較、そして外国語学習のさまざまな工夫など、学生とやりとりしながらエネルギッシュな講義を英語で実施してくださいました。

参加した2年生のコメントと疑問の抜粋はこちら:
・英語を1時間ずっと聞き取ろうとすると結構体力を使うなと思った。単語のニュアンスが近い単語を考えて訳すのは難しかったけど考えていて面白かった。
・日本の学生がアメリカの授業に入って一番困ることは何だろう?
・[比較ディスカッションした題材の]コーラのCMでは、日本はとても美味しそうに飲むCMだが、アメリカは成分的に説明をして広告するタイプで全然違う・・・また、ペプシのCMがコカコーラにライバル視むき出しで面白かったです。
・言語を学ぶ上で、一緒懸命に伝えようとする意志があれば相手が助けてくれるため、間違えることを恐れずに質問や会話を自分から積極的にすることが大切だとあらためて感じた。
・[アメリカでは]文法的に間違えていても、伝わるまで話し続ける・・・文化の違いがそこにもあるのかと思いました。

当日は、昨年の合同授業に参加していた教職課程4年生や、キャンパスツアーを担当してくれた3年生(いずれも外国語学部の英語プロフェッショナルコース生)も授業に加わって、2年生をサポートしてくれました。オンライン国際協働学習は特定クラスの一過性のイベントではなく、学生も教職員も境界に思えていた線を超えて、広い視野で発展的に学びあう機会を生んでいます。
(文・写真:A.Saito)
写真
1&2:講義中のPu先生
3:左からグローバル教育センター長 中西先生、Chang Pu先生、3年生上田さん、4年生林さん、昨年度に教職課程クラス同士のコーディネートしてくださったCurtis Chu先生
関連ページ
アメリカ・ベリー大学のチャン・プー准教授が来学しました。 – 摂南大学 (setsunan.ac.jp)
英語科教職課程 | 摂南大学 国際学部|オリジナルサイト (setsunan.ac.jp)
COILという学び方 | 摂南大学 国際学部|オリジナルサイト (setsunan.ac.jp)
UPDATE 2023-06-06
2023年6月6日(火)お昼休みに、「奥城崎シーサイドホテル インターンシッププログラム」説明会を開催しました。「社会貢献 × Entertainment ×スキルアップ」の3つを体験する夏の企画です。お盆からの14日間、外国人観光客も多い温泉観光地の城崎にあるリゾートホテルで働いたり、海や温泉を満喫したり、ビーチクリーン活動に参加したりします。さまざまな場面で自分たちで考えて判断する体験は、ホテル・観光業界で就業しない場合にも、価値ある就職準備となるでしょう。本企画は、豊岡のまちづくり拠点「とゞ兵」代表の小山俊和氏と「たねたねプロジェクト」のメンバーのみなさんによって考案されました。
説明会には21名が集まり、オンラインでつないだ現地のプログラム担当者から過去の参加者の様子を含め、具体的なお話を伺いました。6月からエントリー・面談を経て、8月実施のプログラムの事前学習が始まります。
(担当教員:小林 基 国際学部講師、撮影・記事作成:齋藤 安以子 国際学部教授および小林)
UPDATE 2023-06-05
摂南大学は、インドネシアのスラバヤ市にあるストモ博士大学(Universitas Dr.Soetomo、通称:ウニトモUNITOMO)と協定を結んでいます。
2023年6月1日(木)、国際学部の2年次生向けの授業「インドネシア語と現代文化」においてウニトモとの連携授業を行いました。授業では、講義科目名にある「現代文化」を知るべく、ストモ博士大学文学部の学生(MelodiさんとRyanさん)にスラバヤの「今」をテーマに、スラバヤの町中やモール、ナイトマーケット、流行りの食べ物などについて、ビデオで紹介してもらいました。

スラバヤのメインストリート

夜市

人力タクシー(ベチャ)
受講生からは以下のようなコメントがありました。
インドネシアの町は日本と同じくらいか、それ以上に発展しているということが現地のビデオを通して分かりました。
今日、インドネシアの人との交流を通して、会ったこともない私たちのためにたくさん動画を準備しておいてくださり、一つ一つ説明してくれる姿を見て、すごく優しい人たちで思いやりがある人だと感じた。私も今日交流をした人たちのように思いやりのある優しい人になりたいと感じた。
インドネシアの身近な風景や生活を見られたことは良かった。インドネシアに自ら足を運んでみたいというモチベーションにも繋がり、さらには、インドネシアの人々の人のなりなども垣間見られたため、インドネシアを学ぶ気力に繋がった。
今回、特別にインドネシアの現地の方々とインターネットを繋いで色々なことを紹介してくださり、インドネシアの街の雰囲気や、建造物などの現在の状況を知ることができた。私が思っているより街中は綺麗だった。友達や家族とインドネシアに行ってみたいという気持ちが強くなった。
インドネシアのスラバヤの風景を見て非常に都会で綺麗だなと思った。また、日本よりサービス精神が旺盛なインドネシア人はきっと優しいのだろうなと思い、よりインドネシアに行ってみたくなった。
リアルタイムでインドネシアの方の話を聞けて、屋台や夜市、モールなどの紹介もしてくれて、自分が想像していた以上に面白そうで楽しそうな印象でした。メインの通りも夜でも繁盛している雰囲気で、沖縄の国際通りっぼいなと思いました。今のインドネシアの食べ物や町並み、雰囲気を知ることができました。今後、インドネシアに対してプラスイメージで溢れるようにもっと学びたいし、いつかインドネシアを訪れたときにもっと楽しむことができそうです。大学生が教えてくれるインドネシアが1番伝わりやすかったです。
本日の授業では、インドネシアのウニトモの学生さんが作ってくださったビデオを見て、スラバヤの町並みが日本の都会の風景と似ていて、少し残っていたインドネシア=発展途上というイメージが払拭されました。ここから、偏見をなくすには、現地の方が作ってくださった映像を通して文化に触れることが有効であり、もし今後何かしらの偏見を持っている人がいて、自分がその人に偏見を持つのを止めてもらいたい時は、映像によってアプローチしてみようと感じる事ができました。今後の生活への影響としては、今後はまた違う目でインドネシアを見ることができそうだと期待できます。
摂南大学ではこれからも協定校とのつながりを重視し、連携授業やオンラインプログラムなどの行事に取り組んでいきたいと考えています。学生からのコメントにもあるように、映像を通じて「生のインドネシア」を見ることは関心を深めるきっかけとして大きい意味をもつことにつながることでしょう。
(文責:浦野崇央 国際学部教授)
UPDATE 2023-05-30
2023年4月22日(土)午後2時から4時にかけて、本学寝屋川キャンパス新3号館1階311教室で「国際学部開設1周年記念・寝屋川キャンパス新3号館竣工記念」行事が行われました。大阪市立大学の朴一(パクイル)名誉教授が「激動する世界情勢と日韓関係の行方」と題して講演を行いました。国際学部学生と一般希望者など合わせて約250名が参加しました。司会は、国際学部の田中悟准教授が務めました。
まず、開会挨拶で荻田喜代一学長が、特に国際学部学生に対して「海外に積極的に目を向けるような人間になってほしい。朴先生の講演から多くを学んでほしい」という趣旨のメッセージを伝えました。
その後、朴教授の講演になりました。朴教授は、講演の前半で「やりたいことを早く決めて、10年、20年後を見すえて行動してほしい」「世界情勢も踏まえながら将来何をしたいのか模索してほしい」と述べ、ソフトバンクの孫正義会長の人生を引き合いに出しながら熱く学生に語りました。

講演の後半では、ウクライナ-ロシア情勢と米中関係など大きな構図を踏まえながら、日韓関係が抱えている問題と今後の課題について、専門家の視点から分かりやすく解説してくださいました。日韓関係の歴史的背景からサプライチェーンの構造、近年の「徴用工」問題の解決や日韓をめぐる安全保障体制など話題は多岐に及びました。
朴教授の講演の後、休憩をはさんで質疑応答を行いました。司会の田中准教授が朴教授に「日本において国際関係を学ぶ際に、参考とすべき韓国の国際関係の事例・実践について伺いたい」という質問をし、朴教授は丁寧に応答してくださいました。
質疑応答の後、西川眞由美国際学部長が国際学部の学びと本行事の意義について話し閉会となりました。閉会後、関係者と学生で記念撮影を行いました。
学生からは「日韓関係が主だったが、それだけではなく、他の国との関係性や言語についてたくさんのことを聞けてよかった」「日韓だけでなく、北朝鮮、ロシアなど他の国との関係にも触れながら日韓関係についての理解を深めることができた」「日韓関係が良くなるためにも、今の若い世代の人たちも国際関係、外交にも目を向けて議論を広めていくことが重要だと感じた」などという感想が数多く聞かれました。
なお、当日の模様は読売テレビで4月23日にニュースとして報道されました。
(文:国際学部特任准教授 森類臣)

UPDATE 2023-05-29
2023年5月16日(火)、国際学部小林基ゼミが農学部食農ビジネス学科中塚華奈ゼミと合同で、京田辺市の茶畑にてお茶摘みを体験をさせていただきしました。

この茶畑を管理されているのは、京田辺市の就労継続支援B型施設「さんさん山城」。当該施設はいわゆる農福連携の先進事例として全国的に有名であり、「第三十回 JA共販茶求評会」手摘みの部で1位を獲得するなど、非常に高品質なお茶を生産なさっています。さんさん山城は、小林講師と中塚准教授がメンバーとして研究を進める京田辺での地域連携研究のパートナーにもなってくださっています。
当日参加した学生たちにとって、お茶摘みは初めての経験。やり始めるうちに没頭し、時間を忘れて作業していました。「最高級のお茶がこんな風に作られていると知ることができ、とても勉強になった」「またぜひ農業体験をやりたい」といった声も聞かれ、充実した一日になりました。
さんさん山城のみなさま、とてもお忙しいシーズンに受け入れてくださり、本当にありがとうございました!心より御礼申し上げます。