キーワード
「満洲国」、農業移民、農業開発
研究内容
戦前、「満洲」と呼ばれた中国東北地域には、日本から多くの農業移民が入植しました。彼ら「満蒙開拓団」の歴史はこれまで多くは日本史の領域で考えられてきましたが、その入植地となったのは中国東北地域の農村です。日本人の入植は中国東北地域をどのように変えたのか、あるいは変えなかったのか、現地の視点からこの歴史をとらえなおすことを課題にしています。日本人にも身近だった当時の中国東北地域を理解することは、社会主義化を経たいまの中国を理解することにもつながり、さらに日中間にある歴史認識の問題を考えるきっかけにもなると考えています。フィールドで出会った景色や人々が私の研究の原動力になっています。
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