ゼミを探検!

藤原崇ゼミナール

初歩的な心理統計を使ったデータ分析

このゼミでは、皆さん自身の身近な興味や関心を出発点として、最終的に自分でデータを収集し、ごく基本的で初歩的な心理統計を使って自分の収集したデータを分析し、データのもつ意味を説明できるようになることを目指します。そのためには、高校2年生レベルのごく簡単で基礎的な数学の知識と単純作業の繰り返しに耐えられる忍耐力が必要です。

3年生の前後期では、統計検定3級の本をみんなで読み、その内容を自分の言葉で説明できるように各人が発表するという作業を行ないます。これは摂南大学がモットーとしているアクティブラーニングの手法を用いて知識の定着を図り、さらに、インプット(外部情報を適切に取り入れる)と、アウトプット(自分の理解を相手にも理解できるように表現する)の両方の訓練となります。

4年生になれば、就職活動と並行して、卒業研究のテーマを考え、資料を集めて、論点を絞り込みながら、議論の構成を考え、議論の展開に必要なデータはどのようなものか、収集したデータをどういった分析手法で処理するのかを考え、分析手法に適合するデータの収集方法を考えます。とりあえず聞いてみたというような形式のアンケートでは統計分析の対象になりえませんので、データの収集法を決める際には統計の初歩的な知識が必要になります。データアナリストに要求されるような水準のものではありませんので、真面目に勉強すれば身につきます。頑張ってください。

担当者の専門は英語学、言語学ですが、ゼミでは英語学、言語学の専門的な内容は扱いませんので、特にそうした分野に縛られた研究テーマを選ぶ必要はありません。身近な疑問から始めて、それについてのデータを分析できれば結構です。以下は卒業研究のテーマですが、みていただければわかるように、言語学を扱ったものはありません。繰り返しになりますが簡単な統計分析は行っています。

 

過去の卒業研究テーマの例(抜粋)

  • コンビニ大手3社によるPB商品比較
  • 大学の広告の派手さと大学の規模の関係性
  • 日本人のタトゥーの捉え方の違い
  • 星野リゾートのサブブランドのコンセプト設計と実際のイメージ
  • コーヒーの味覚表現とオノマトペ
  • 若者のウイスキー商品の購入時のパッケージの重要さ
  • 顔文字によって異なる送り手と受け手の表現理解の違い
  • 文字と絵文字の関係性

〈写真〉過去にゼミで使ったテキスト

 

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