福家 仁さん
日本語パートナーズ
[2021年夏]
2021年3月に外国語学部を卒業し、5月末に国際交流基金の公的派遣で「日本語パートナーズ」としてタイの中学・高校で日本語を教えている福家仁さんから、レポートが届きました。
3年生の時に選考に合格した福家さんは、当初は2020年5月に派遣予定でした。海外渡航が困難な状況では、いつタイに行けるか不安だったと思いますが、無事現地に到着し、活動しているようです*。在学中に実施したオンラインでの日本語教育実習の成果が発揮されることを期待しています。 [*2021年8月現在]
外務省が所管する独立行政法人国際交流基金と摂南大学は連携協定を締結しており、国際交流基金による「日本語パートナーズ」事業で、2016年度から毎年数名の外国語学部の学生が、タイ及びインドネシアに派遣されています。
[福家 仁さんからの手紙]
タイに到着してから2週間の隔離生活を終え、赴任地トラ―トに来て約1か月半が過ぎました。タイ料理の辛さに苦戦しながらも、日々元気に過ごしております。現在タイはコロナの感染が深刻な状況で、私が着任してからは、感染者は増え続ける一方です。
私の派遣校も、新学期が始まって以来一度も対面授業が行われておらず、ずっとオンライン授業が続いております。慣れないオンライン授業でやりづらい部分はありますが、少しずつ溶け込めています。生徒達も学校に行けないストレスが溜まっており、先生たちは生徒の心のケアも考え、授業時間を短くしたり、フリートークの時間を増やしたりなどしています。
生徒達とは時々SNSなどでやり取りをしており、「早く先生に会いたい !!」などと言ってくれ、優しい生徒達ばかりです。写真1枚目に写っている2人の男性が、タイ人の日本語の先生です。役所で、タイ人の先生と一緒に、日本や日本語について紹介をした時の写真です。先生方もとても優しくしてくださいます。
今の状況が落ち着き、少しでも早く対面授業ができることを祈って、頑張ろうと思います。
(卒業生 福家仁)