小笹雄一郎さん(NPO法人シミンズシーズ)による企画ワークショップ



UPDATE 2024-07-09

2024年7月9日(火)3時限目(13:20~14:50)、博物館・地理学実習室にて、兵庫県加古川市においてNPOの中間支援事業に携わる小笹雄一郎さんをお招きし、ワークショップを開催していただきました。国際学部小林基ゼミの学生9名が参加しました。

当該ゼミではまちづくりをテーマとしており、「まちの人々とかかわりながら自分を知ろう」を目標に掲げています。この日の議題は、「みんなのやりたいことをカタチにする企画術」。企画やイベントをどのように考えて実施すればよいのかを、経験豊かなプロの目線からご教示いただきました。

 

KP法によるファシリテーションを行う小笹さん

 

NPOや一般社団法人といった「ソーシャルセクター」にとって、企画とは社会課題解決のアイデアを練ること。そのポイントは社会の課題と自分の課題(悩み)の共通点を見つけることです。

地域社会には解決すべきたくさんの課題があります。が、どれに取り組めばいいか多すぎて選べないとき、自分がもっとも共感できる問題を選んで挑戦していくと、「ジブンゴト」の仕事や社会貢献活動として取り組めるようになります。

そして、自分が抱える個人的な悩みも重要なきっかけとなります。それは自分だけの悩みとは限らず、他の誰かも共通して持っている悩みかもしれない。まだ世の中に知られていないだけで、実はすでに立派な社会課題なのかもしれません。

 

ワークショップに取り組む学生

 

緻密に設計されたいくつものディスカッションが、明快な紙芝居方式(KP法)のファシリテーションにより鮮やかに導かれ展開していく様子に、学生も教員も感銘を受けました。発言するのが苦手な学生も活発に意見を表明し、あっという間の90分間でした。プロのファシリテーションとはどういうものかを経験する貴重な機会にもなりました。

小笹さん、お忙しい中、本当にありがとうございました!

 

〈参考URL〉

・NPO法人シミンズシーズ:https://npo-seeds.jp/(外部サイト)

・小林ゼミブログ:https://hajimekobayashi.hatenablog.com/(外部サイト)

 

(文・写真:国際学部講師 小林 基)

2024年度国際学部就職セミナーを実施しました



UPDATE 2024-07-09

 2024年7月2日(火)の15:10~16:45に、学部3年生向けの就職セミナーを実施しました。当日は学生118名が参加し、本学就職部および航空業界・ホテル業界での実務経験豊富な教員による講演、すでに内定が決まった4年生の先輩たち4名からの体験談とアドバイスに熱心に耳を傾けました。

 テーマは「就職活動の現状とインターンシップの活用について」です。働き手の数が不足する中、新卒者の早期採用がますます加速しており、インターン生を直接採用するケースが増加するほか、早期選考も重要性を増しています。こうした状況を反映し、本学部では年度前半に就職セミナーを開催し、インターンの動きが本格化する夏以降に向け、学生が就活のモチベーションを高めるための機会を設けました。

 当日のプログラムは、以下の通りです。ご登壇者のみなさまに厚く御礼を申し上げます。

 

1.鳥居祐介学部長によるご挨拶

2.安達謙一氏(就職部)「就職活動とインターンシップのポイントについて」

3.伊達 寛客員教授(ANA総合研究所)「航空業界の現状」

4.檜山和司客員教授(ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド 総支配人)「ホテル・観光業界の現状と今後の見通し」

5.内定獲得済みの4年生(4名)からの体験談とアドバイス

6.すべての登壇者との質疑応答

就職部安達氏のご講演

伊達客員教授のご講演

檜山客員教授のご講演

内定者からの体験談(中島ゼミ)

内定者からの体験談(中島ゼミ)

内定者からの体験談(中西ゼミ)

内定者からの体験談(藤井ゼミ)

(文・写真:国際学部講師 小林 基)

【留学生通信】スペインの日常生活



UPDATE 2024-07-08

私、吉田百花(国際学部3年生)は現在スペインのサラゴサという都市にあるサラゴサ大学(スペイン語:Universidad de Zaragoza 英語:The University of Zaragoza)に留学しています。本「留学生通信」ではスペインの文化について私なりの視点で報告してみようと思います。通信第4回目の今回は、スペインで生活してみて驚いたことについて書こうと思います。

まず初めは、犬の散歩がてらに服を買うため服屋に立ち寄る人がいて、店内で犬を同伴させていることにびっくりしました。他にも、買い物での日本との違いは、スーパーマーケットに入る際に、入り口付近に設置されてあるロッカーにかばん(買い物袋や大きめのかばん)を預けなければならないことです。基本的に、スペインでは徒歩でスーパーマーケットに行くため、買い物用キャリーケースを持っていく人が多いです。犯罪防止や大きなキャリーケースは買い物の邪魔になるなどの理由からロッカーが設置されているのでないかと思います。下の写真が、スーパーマーケットの入り口にあるロッカーと買い物用キャリーケースです。

次に、今まさに本番を迎えている夏のスペインでの暮らしで驚いたことです。スペインでは、主に大陸性気候と地中海性気候があり、地域によって気候が異なりますが、ほとんどの地域が夏はとても気温が高くなり、日差しも強いです。そんなスペインですが、スペイン語ADELANTE「スペインのエアコン普及率はどれくらい?」[1]によると、一般家庭におけるエアコン(冷房)の普及率はスペイン全体だと約34%、スペイン南部や暑い地域では、約70%だそうです。そもそも、ヨーロッパにおけるエアコンの普及率が低く、フランスやポルトガル、イタリアなどもエアコンがないことがほとんどということです。

私の住んでいる地域でも、エアコンが設置されている家はあまり見かけませんし、当然、ホストファミリーの家にもなく、毎日暑さと戦っています。そのため、「Persiana(ペルシアナ)」と呼ばれる強い日差しから窓を保護するために取り付けらているシャッターを日中は下ろして、日差しを室内に入れないようにするなどの工夫をして過ごします。日が落ちて涼しくなった夜は、キッチンやリビングといった部屋の窓を全開にし、自分の部屋の扉の隙間を開けてすきま風が入るようにして寝ます。ただし、スペインは、日本と違って網戸がないため、家の中に虫が入ってくることが日常茶飯事です。

他にも、日中は暑さを凌ぐため、エアコンがあるカフェに行きお店で時間を潰す人もいます。カフェでも、日本と異なるところがあります。スペインでアイスティーやアイスコーヒーを注文すると、コーヒーカップに入ったコーヒーと氷が入ったコップの2つが提供され、セルフで氷の入ったコップに移し替える必要があります。また、スペインでは、コーラをコカコーラと言い、コーラには必ず氷とレモンが入っています。下の写真は、実際にコーラを注文した時のものです。


(国際学部3年生 吉田百花)
1    https://adelante.jp/noticias/blog/cuantas-viviendas-tienen-aire-acondicionado/

日韓だけでなく韓中にも視野を広げて―許在喆先生ゲスト講義 [森ゼミナール]



UPDATE 2024-07-07

摂南大学国際学部森ゼミナール(4期生)では、2024年5月28日(火)3限に対外経済政策研究院研究委員(同院世界地域センター日本・東アジアチチーム長)の許在喆[ホ・ジェチョル]先生をお迎えし、ゲスト講義を開催しました。当日は許先生にオンラインで参加していただきました。また、許先生が東アジアについて精通していることから、同学部の小都ゼミナールと合同で講義を進めました。

許先生は、中韓の経済関係についてはもちろんのこと、東アジア周辺地域の政治経済状況についても詳しい方です。また、許先生は北朝鮮の対外関係についての知識も豊富であり、『北朝鮮研究の新地平―理論的地域研究の模索』(中戸祐夫・崔正勲編著、晃洋書房、2022年)や『北朝鮮の対外関係―多角的な視角とその接近方法』(中戸祐夫・森類臣編著、晃洋書房、2022年)の書籍にも携わっています。

許先生によると、中国と韓国の関係はとても重要な関係ですが、最近の調査によると、韓国における対中国認識は良くない評価が多かったそうです。

最も興味深かった点は、韓国人の中国への肯定的な認識や好感度が低いことや、日本・台湾・欧州・欧米における中国認識もネガティブに見えたことでした。2021年は新型コロナウイルスの影響を受けたヨーロッパやアメリカ、アジア周辺国は中国への印象は良くなかったことが、許先生が配布してくださった資料から読み取ることが出来ました。また、パンデミックが落ち着いた今は、中韓関係が改善しているのかと考えましたが、韓国においては対中国認識が比較的ネガティブなまま低迷していることが分かりました。

また、中国に対して韓国と日本のどの世代が肯定的/否定的なのか、またどの国が中国に対して肯定的な認識があるのか資料を用いて教えていただきました。資料によると、日本や韓国は中国に対して全体的に否定的に考えているようでした。特に韓国の若者が否定的に考えている人が多いことが分かりました。おそらくそれは、最近の政治状況にネガティブな印象を持っているからではないかと私は考えました。

しかし一方で、アメリカでは、韓国や日本と比べて対中認識は肯定的なようでした。私が一番疑問を持ったのはなぜアメリカの若者は肯定的な意見を持っているのだろうということでした。この理由としては、経済大国の中国の経済状況が若者から注目を集めているからではないかと考えました。

最近では北朝鮮の汚物風船の問題やアメリカの大統領選挙、中露関係など目まぐるしく世界情勢が動いています。日韓関係はもちろん、より視野を広げて韓国とその他の国の関係について学んで対話する必要があると考えさせられました。今回教えていただいたことをこれからの研究や知識の蓄積に活かしていきたいです。

今回のゲスト講義を通して、韓国と中国のことについて、より深いところまで知ることができました。とても貴重な時間になりました。これを機会に、日本と韓国の関係だけでなく、韓国とその他の国の関係についても理解を深め、今後の研究へと繋げていきたいと思います。お忙しい中、オンライン講義をしてくださった許先生、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

                   (摂南大学国際学部 森ゼミナール 小杉七々夏)

【留学生通信】ホームパーティーを経験して



UPDATE 2024-06-26

私、吉田百花(国際学部3年生)は現在スペインのサラゴサという都市にあるサラゴサ大学(スペイン語:Universidad de Zaragoza 英語:The University of Zaragoza)に留学しています。本「留学生通信」ではスペインの文化について私なりの視点で報告してみようと思います。今回は3回目の通信となります。

先日、2種類のホームパーティーに参加しました。

まず、週に一度、韓国語を教えてもらっている韓国人の留学生に誘われて、その方の友達が集まるホームパーティーに行きました。参加前は日本人が私一人だということ、顔見知りが少ないこと、他の参加者はスペインに留学している期間が長く学校でも上級クラスに所属している人たちだということで、会話についていけるのか、コミュニケーションはとれるのかなどたくさんの不安がありました。しかし、欧米のホームパーティーは友達や恋人を主催者や参加者に事前に伝えておけば参加することが可能とのことで、初めて会う人も何人か参加していたため、私自身も変に緊張しませんでした。パーティーは、昼食を食べることがメインだったため、全員で食卓を囲んで食事をしました。それ以外の時間は、おしゃべりしたり、犬と遊んだりとそれぞれ好きなことをして過ごしていました。「スペインと言えばこれ!」の定番の料理であるパエリアとチュロスもありました。正直、マドリードのお店で食べたパエリアより口に合いました。

2つ目は、日中パーティーです。クラスメイトの日本人と中国人でお互いの国の料理が食べたいねと話しているうちにパーティーすることになりました。初めに「中華料理を食べる会」、次に「日本料理を食べる会」と計2回行いました。ここでは、みんなでテレビゲームをしたり、ご飯を食べながらお酒を飲んで何時間もおしゃべりしていました。「中華料理を食べる会」では、スペインで辛い食べ物を食べる機会がなかなかないこともあり、唐辛子の刺激が恋しかったため麻婆豆腐を作ってもらいました。ちなみに麻婆豆腐は日本語の言い方(マーボードーフ)で伝わります。また、麻婆豆腐の他にも炒め物を数種類作ってくれたのですが、中華料理屋では見ない料理だったため、これが中国の家庭料理かと思いながら、美味しくいただきました。

写真は中国人が作ってくれた中華料理です。青唐辛子をたくさん使用しているのが印象的でした。ちなみに、青唐辛子は中国人が経営している中国・アジアスーパーマーケットで購入できます。

「日本料理を食べる会」では、悩みに悩んだ末、わかめを使ったサラダと唐揚げ、中国・アジアスーパーマーケットで手に入れた冷凍の枝豆、日本式のカレーライス、デザートにいちご大福を作りました。どれも気に入ってもらえたので嬉しかったです。

これらの経験を通して気づいたことは、パーティーを通して新たな友達を作ることができるということです。日本でホームパーティーをする場合、既に仲の良い友達のみで行うことが多いのではないでしょうか。しかし、欧米では、参加者が招待したい人を自由に招待できるため、参加することで新たなつながりを作ることができ、友達作りにはパーティーに参加することが一番早い手段だと思いました。

また、日中パーティーでは、クラスメイトというだけでそこまで仲良くなかった人もいたのですが、このパーティーをきっかけにとても仲良くなることができました。クラスの中では中国人同士も女子学生1人、男子学生2人という構成だったためか、パーティーをする前はクラス内であまり話をしているところを見かけなかったのですが、これを機に仲良くなっていて安心しました。一度集まるだけでもクラスメイトとの距離がかなり縮まったように感じられるため、留学に来る機会がある方はぜひ、パーティーに参加してみてください。

(国際学部3年生 吉田百花)

アメリカの大学生に日本語・日本文化を紹介



UPDATE 2024-06-20

2024年5月27日(月)の3時間目に、本校を訪問したアメリカのFayetteville Technical Community Collegeの12名(学生3名 教員3名)に、国際学部の門脇ゼミで「外国人を対象にした日本語教育」を学ぶ4年生のゼミ生が日本語・日本文化を紹介しました。


日本語学習歴のないアメリカの学生の皆さんに簡単な日本語を教えて、日本文化を紹介するアクティビティーとして、「福笑い・紙相撲・七夕の飾り作成」を行いました。

福笑いでは、まずは顔のパーツ(目・耳・鼻・眉毛・口)や方向を表す言葉)上・下・右・左)などを教えて、そのあとはジェスチャーゲームをして日本語の練習をしました。すぐに言葉を覚えて日本語を使っていました。紙相撲も非常に盛り上がりました7月7日の七夕にはまだ早い時期でしたが、折り紙を使って七夕の飾りを作成し、短冊には願いごとを英語と日本語(カタカナで自分の名前)で書いて飾りました。

アメリカの学生の皆さんは、日本文化を体験でき非常に喜んでもらえました。本学の学生にとっても英語で日本文化を体験できる貴重な機会となりました。

(門脇 薫 教授)

 

米国Berry Collegeから教職課程生が来校!



UPDATE 2024-06-27

2024年5月、米国ジョージア州のBerry Collegeから、Chang Pu教授と11名の学生が来校し、学生や教員と交流しました。5月6日に到着した翌日、さっそく摂南大学グローバル教育センター主催の交流プログラムに参加し、日本文化体験をしました。その後、アメリカの教職課程で学ぶ11名が常翔啓光高校と常翔学園高校にて3日ずつ、教育実習に挑み、週末には京都と奈良へ摂南大生と共に訪れてさらに日本の文化面にも触れました。(記事の最後に関連記事URLを掲載しています)この記事では、国際学部の学生とだけ過ごした16日についてお伝えします。

5月16日、Berry Collegeのみなさんは国際学部Curtis Chu先生ゼミの学生たちと学食を楽しんでから、国際学部の英語の教職課程生を交え、2つの高校での実習をふりかえるセッションを持ちました。Berry大学の学生にとっては、ペアでティームティーチングをすることも、また予備調査をしないで会う生徒たちに合わせて授業案を調整していく経験も、初めてでした。最初は思うようにいかなかったものの、教室移動の最中にもアイディアを出し合って全力で進め、最終日には自分やパートナーの成長がよくわかった、と口々に述べていました。

「来日前に、日本の子どもたちはあまり話さない、と聞いていたけれど、そんなことはなかった。ちゃんと向き合ったら、いろんなことを話してくれたし、英語でお話したいと授業以外のときにも近くに来てくれた。」

「生徒がとってもかわいかった。」

「雰囲気の異なる2校に行けてよかった。」

と感想を交わしていました。


16日午後には国際学部の授業にも参加してくれました。写真は、国際学部の鳥居祐介先生担当の「日米比較文化論」での様子です。この日のテーマは「人種と政治」。伝統的な物語のヒロインをエンターテイメントの新作映画でどう配役するかなどについて、複数の人種や移民の視点などから多様な見解を交わしました。Berry Collegeの学生・教員も摂南大学の履修生も、自分自身、また身近な人たちの人種や移民の家族がいて、それぞれからの実感のわくコメントに、互いに真剣に耳を傾けていました。

米国Berry College:  Berry College – Best Private Colleges in Georgia
摂南大学グローバル教育センター 記事: https://www.setsunan.ac.jp/kokusai/news/detail.html?id=6628
常翔学園高校:ベリー大学教育実習生来校 – 常翔学園中学校・高等学校 (josho.ac.jp)
(文・写真 国際学部教授 齋藤 安以子)

韓国MBC(文化放送)の看板ラジオ番組「今はラジオ時代」に生出演しました[森ゼミナール]



UPDATE 2024-06-12

2024年2月15日(木)に、私たち摂南大学外国語学部(国際学部)森ゼミナールは、韓国の公共放送であるMBC(Munhwa Broadcasting Corporatio、文化放送)を訪問しました。そして、MBCの看板ラジオ番組である「今はラジオ時代(지금은 라디오시대)」に生出演しました。「今はラジオ時代」は1995年から約29年間続いている長寿番組であり、MBCを代表する番組の一つです(前身となる番組は1990年に始まっています)。番組にはゼミのメンバー全員で出演しましたが、ゲストとして主に話したのは本稿筆者(夫馬涼葉)とゼミ指導教授の森先生でした。

ラジオ番組に出演することは筆者にとっては初めての経験であり、とても緊張しました。特に、韓国語でDJの質問に受け答えするということに大きな不安を感じていました。母国語でない言語で話すので上手くコミュニケーションをとることが出来るのかと心配になり、それがラジオの生放送という状況と相まって、緊張感は非常に高まりました。

しかし、その緊張を和らげてくれたのは、スタッフの皆さんやDJである丁善姫(チョン・ソニ)さん・ムン・チョンシクさんの温かいサポートでした。私たち学生を温かく出迎えてくださり、自然な会話の流れを作って下さいました。スタジオのリラックスした雰囲気が緊張を和らぐ手助けになりました。ちなみに、丁善姫(チョン・ソニ)さん・ムンチョンシクさんは韓国で非常に有名なコメディアンです。

リハーサルでは予想以上に緊張しました。しかし、本番が始まると、不思議なことに次第に落ち着きました。番組の台本に従って番組はテンポよく進み、生放送が終わりました。

筆者が出演した部分を書き起こして日本語訳してみました。次になります。

——————————-

丁善姫DJ― 今日、MBCを訪問してくださった方たちがいらっしゃいますよね。

ムンチョンシクDJ― はい、遠くからいらっしゃいました。日本の摂南大学国際学

部から8人いらっしゃいました。アンニョンハセヨ~!

森ゼミナール全員― アンニョンハセヨ!

丁善姫DJ― 韓国語をハキハキととても上手に話しますね!さあ、代表で今日私たちDJとインタビューしてくださる方・通訳してくださる方に挨拶をお願いしたいと思います。

夫馬― 日本から来ました。夫馬涼葉と申します。よろしくお願いいたします。

ムンチョンシクDJ― 涼葉さんですね。お会いできて嬉しいです。では、通訳してくださる方は?

森― 摂南大学国際学部准教授の森と申します。

丁善姫DJ― 森先生と涼葉さん。なぜこんなに韓国語がお上手なんですか?

ムンチョンシクDJ― 森先生は韓国に留学経験があるからそうだとしても、 涼葉さんは韓国語を勉強したんですか?

夫馬― はい、少し勉強しました。

丁善姫DJ― どうやって勉強したんですか?ドラマ?

夫馬― はい、ドラマや映画を見て勉強しました。

丁善姫DJ― 面白かったドラマは何ですか?

夫馬― 『ペントハウス』です。

ムンチョンシクDJ― 怖くて強烈なのが好きなんですね!

丁善姫DJ― 森先生が通訳をなさらなくてもよいくらい涼葉さんは韓国語がお上手ですね。

ムンチョンシクDJ― 摂南大学について初めて聞いたのですが、日本のどこにあるのですか。

森― 大阪市の郊外、寝屋川市というところ位置しています。

丁善姫DJ― 大阪の人たちは、私たち韓国人とお酒を飲むパターンが似ていますよ。気分よくどんどん杯を重ねる感じですね。ところで、森先生は韓国で好きな芸能人や俳優がいらっしゃいますか。

森― パク・ソジュンさんはいいですよね。

ムンチョンシクDJ― かっこいいですよね。

丁善姫DJ― 森先生は頭がいいですね(笑)先ほどリハーサルの時にはイ・ジョンジェさんの名前が上がったので私が「じゃあ、本番ではイ・ジョンジェさんのモノマネをしてもらいますね」と言ったんですね。そうしたら、パク・ソジュンさんに替えました…(爆笑)

ムンチョンシクDJ― 視聴者の方はわからないかもしれませんが、森先生は私の友達のホン・ギョンミンさんと似ている感じがします。

丁善姫DJ― 先ほど「竹野内豊に似ている」と私が言ったら、ゼミの学生たちが「とんでもないです」とびっくりしていました(笑)イメージが似ていますよ、かっこいいです。

ムンチョンシクDJ― 涼葉さんに聞きたいのですが、韓国に来たら必ず食べたいと思った料理は何ですか?

夫馬― タッカンマリ、サンギョプサル…

ムンチョンシクDJ・丁善姫DJ―(爆笑)

丁善姫DJ― 辛い物は大丈夫ですか?トッポギとか。

夫馬― はい!

丁善姫DJ― 最近は韓国料理が好まれているから…。

ムンチョンシクDJ― 森先生、学生たちにサンギョプサルをご馳走してあげてくださいよ。

森― はい、何度かご馳走しましたよ~

ムンチョンシクDJ― すでにご馳走なさったんですね(笑)

丁善姫DJ― 視聴者から「森先生の声がかっこいいです」という反応がありますね。もうファンができたようです(笑)今日は、スタジオ見学に来た学生が一緒にいるので「見学クイズ」をしましょうか。

ムンチョンシクDJ― では、涼葉さんからクイズを出してもらいましょうか。「見学クイズ」!

夫馬― 「私が好きな韓国の歌手は誰でしょうか?」

丁善姫DJ― 涼葉さんはムンチョンシクより韓国語が上手なんじゃないですか?(笑)気クイズ「涼葉さんが好きな韓国の歌手は誰でしょうか?」のヒントです。『Butter』。この歌を聴きながらゲストをお送りします。

ムンチョンシクDJ―良い時間をお過ごしください~アンニョン!

—————————–

短い時間でしたが、「今はラジオ時代」に出演できてたくさんのことを学びました。ラジオ番組の舞台裏での作業や準備、そして生放送中の振る舞いなど、普段なかなか見学できない場所で貴重な経験をさせていただきました。また、外国(韓国)の放送局での出演ということで、異文化コミュニケーションの魅力にも触れることができました。

MBCの看板ラジオ番組に出演した経験は、筆者にとって一生忘れられないであろう非常に意義深いものになりました。初めての挑戦でありながら、その経験を通じて成長し、多くのことを学ぶことができました。スタッフやパーソナリティの皆さん、さらに、このような機会を作っていただいた方々全員に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

※「今はラジオ時代(지금은 라디오시대)」の過去収録分は次のページ内で聞くことができます。

https://www.imbc.com/broad/radio/fm/nowradio/podcast/index.html

私たち森ゼミナールの出演は「2/15(목) 1,2부 웃음이 묻어나는 편지(“너는 학생이고…. 나는………..”) / 세상 사는 이야기(“오늘의 운세”)」となります。

(摂南大学外国語学部/国際学部 森ゼミナール 夫馬涼葉)

【留学生通信】バルセロナ、マドリード旅行記



UPDATE 2024-06-13

<私、吉田百花(国際学部3年生)は現在スペインのサラゴサという都市にあるサラゴサ大学(スペイン語:Universidad de Zaragoza 英語:The University of Zaragoza)に留学しています。本「留学生通信」ではスペインの文化について私なりの視点で報告してみようと思います。>

 今回は、バルセロナとマドリードを訪れた際の旅行記になります。まず、バルセロナ滞在中に訪れた場所は、ガウディの代表的な作品で2026年に完成予定のサクラダファミリア(Basílica de la Sagrada Família)、サンタ・エウラリア大聖堂(La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulália)、カタルーニャの聖地と呼ばれるモンセラート(Montserrat)です。

 この中でもモンセラートがとても素晴らしかったため、少し紹介したいと思います。モンセラートとは「のこぎり山」という意味で、バルセロナのスペイン広場から電車で約1時間半の場所に位置しており、バルセロナから日帰りで訪れることができます。途中の電車から岩山が現れ、自然の持つ力の迫力を感じられます。また、モンセラートは古くからカタルーニャ地方におけるキリスト教の聖地とされており、黒いマリア像ラ・モレネータ(La Moreneta)を祀る教会堂を多くの巡礼者が訪れています。他にも、ミサの最初にヨーロッパ最古の少年合唱隊の一つとして有名なエスコラニア(Escolania)のきれいな歌声を聞くことができます。実際にミサに参加してみたのですが、教会堂に響く透明感のある歌声に深い感動を覚えました。この通信を読んでくださっている皆さんもスペインに行く機会があれば是非訪れてみてください。

 マドリードで訪れた場所は、プラド美術館(Museo Nacional del Prado)、王宮(Palacio Real)、マヨール広場(Plaza Mayor)です。日本の東京にある迎賓館赤坂離宮の雰囲気が大好きな私は、王宮へ着いてすぐ高揚感に包まれました。特に、部屋の天井に描かれている絵やシャンデリアといった建物の中の展示品を観覧する際は、すべてが規格外で終始圧倒されました。また、王宮内にも礼拝堂があったことから昔から現在までのスペイン人のキリスト教に対する信仰心の深さを考えさせられました。

 最後に、スペインで人気の観光地に行ってみて感じた文化の違いを述べたい思います。

まず、一つ目はトイレの違いです。バスターミナルのトイレを使用した際、便座がなかったことや、個室の外に置かれているトイレットペーパーを自分で確保して個室に入らないといけなかったこと、トイレにそのままトイレットペーパーを流せないこと、トイレの汚さに驚かされました。これらに関して外国ではよくあることだと聞いていましたが、スペインに来て実際に体験することになるとは思っていませんでした。

二つ目は、お土産をあまり売っていないことです。日本だとご当地のお菓子がたくさんありますが、スペインにはなく、お土産を買うことができるお店も限られていて種類も多くはありません。日本のお土産の種類がいかに多いのかを痛感しました。

三つ目は、宿泊施設です。これは「海外あるある」なのかもしれませんが、施設名に「ホテル」と書いてあるのに実際は「ホステル」だというものです。ホステルとは低価格の宿泊施設です。「ユースホステル」をイメージしてもらえればよいかもしれません。少しでも費用を抑えたい一心でホテルを予約すると、最悪の場合は他の宿泊者の方と同室になる場合があります。ホステルでは、基本的に宿泊者の名前の綴りで判断して異性と同室にならないように考えられているみたいですが、日本人の場合は名前の綴りでは判断できない方もいるため注意が必要です。また、基本的にヨーロッパのホテルはアメニティがないため、タオル含めシャンプーなど持参しておくと便利です。他にも、シャワーの際に使えるビーチサンダルは旅行に必須です。

写真は上からモンセラート、サクラダファミリア、下に王宮です。間近で見るとどれも異世界に入ったかのような感覚に陥りました。

(国際学部3年生 吉田百花)

 

在日コリアンが多く住むまちを訪ねて~東九条フィールドワークとウトロ平和祈念館訪問[森ゼミナール]



UPDATE 2024-06-11

私たち国際学部森ゼミナールは、韓国(朝鮮半島)・在日コリアンについて勉強するゼミです。この度5月12日(日)に私たち森ゼミナールの学生と、鳥取大学准教授の呉永鎬(オ・ヨンホ)先生が引率する学生と合同で京都市南区東九条フィールドワークと京都府宇治市ウトロのウトロ平和祈念館を訪問しました。

【40番地について】

初めに、在日本朝鮮人権協会京都協議体のコーディネートで、東九条40番地という昔から在日コリアンが多く住んでいる場所を訪ね、東松ノ木団地1階の集会場で、在日コリアン2世の方からお話を伺いました。お話しによると、日本による朝鮮半島植民地支配の影響で渡日したけれど、様々な事情で仕事が無くなった朝鮮人がこの地域に集まってきたそうです。この地区には日本人が住んでいる時期もありましたが、日本が高度経済成長期に入ると、お金を稼げるようになった日本人の多くは違う地域に引っ越したため、在日コリアンの方が多くこの地域に住むようになったそうです。40番地の近くには川がありましたが、堤防も低く雨が降るとすぐに洪水が起こり、一度火事が起こると延焼するなど、住環境は大変だったということです。ただ、実際に日本で在日韓国人への差別がひどかったため、他の地域に住むよりも、在日コリアンが集まって暮らすこの地域に住むほうが気楽で落ち着くということで、在日コリアンはこの地域に住み続けたそうです。戦前から今に至るまでの在日コリアンの生活環境・人間関係など様々なお話を聞くことができました。NPO法人東九条まちづくりサポートセンターの村木美都子事務局長も東九条の歴史と現状を詳細に説明してくださいました。

【東九条フィールドワーク】

その後、NPO法人東九条まちづくりサポートセンターの丁春燁(チョン・チュナ)さんに案内していただき、東九条の町を実際に歩きながら説明を聞き、より理解を深めました。在日コリアン一世・二世の方の孤立を防ぐためにつくられたNPO法人京都コリアン生活センター「エルファ」という介護施設を訪問しました。在日コリアンが年齢を重ねてもこの地域に住み続けられるようにと考える地域住民の温かさを感じました。

そして、毎年秋頃に行われる地域のお祭りである「東九条マダン」の中心となる「文庫・マダンセンター」も訪問しました。地域住民同士で助け合ったり、町を盛り上げるために協力しているのを感じて、とても素敵な地域だと感じました。

【ウトロ平和祈念館訪問】

その後、ウトロ地区に移り、ウトロ平和祈念館を訪問しました。閉館時間を過ぎていたにも関わらず、副館長である金秀煥(キム・スファン)さんが展示物について直接、一つ一つ丁寧にお話してくださりました。ウトロ平和祈念館は民間の人が協力して建てた祈念館だそうです。やはりここでも、植民地時代に朝鮮人は当時炭鉱やダムなどの危険な場所で働かされたり、日本人からひどい差別を受けていたことを聞き、差別をしていた側である同じ日本人として、私は悲しくなりました。しかし、困難に直面しながらも戦ってきた人々と、ウトロに寄り添ってきた日本市民、様々な人の協力でウトロの歴史が守られてきたのもまた事実です。そのため、この祈念館では、差別があった事実を悲しく・重く受け止めることだけで終わるのではなく、協力してきた人がいることも知り、これから先の日本と朝鮮半島をよりよくしていける未来を考えるきっかけになると思いました。

東九条フィールドワークやウトロ平和祈念館訪問に参加したゼミ生の感想は次のようでした。

「何年経ってもあらゆる形でコミュニティを大事にしていらっしゃるたくさんの方々の思いや気持ちを一度に浴び、心の温まる瞬間がとても多かったです」

「何人だとか、障がいがあるだとかそんな立場の違いを飛び越えたマダンを今年見に行きたいと思いました」

「辛いことが多くても在日コリアンの方々がみんなで家族のように助け合っていたり、その人柄や関係性が印象的でとても素敵だと感じました」

「行政からの支援がなかったのにも関わらず、この東九条に残り、協力し合いながら生活をしていたことが今の韓国のデモ活動や団結力に引き継がれているのかなと考えました」

東九条もウトロ地区も大変なことを乗り越えてきたからなのか、現在の日本ではなかなか感じられないような地域住民同士の温かさやコミュニティの繋がりの深さを感じました。日本が在日コリアンの方々へ差別をしてきた事実は無くなりませんが、この地域を訪れて、一度皆さんにも直接感じて、理解して、考えていただければ嬉しいです。この地域を訪れたことによって、他の地域で起こっている差別問題にも関心が湧き、視野が広がりました。世界中にある差別問題が解決に向かってよりよい方向に進むことを願っています。

村木さん・丁春燁さん・金秀煥さん・呉永鎬先生・鳥取大学学生の皆さん、ありがとうございました。また、今回のフィールドワークと訪問を助けてくださった関係者の方々へ重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました!

(国際学部森ゼミナール 松田涼奈)