ホテルインターンシップと台北インターシップを開催しました! 



UPDATE 2024-10-03

国際学部は(株)ANA総合研究所と提携し、8月に「ホスピタリティ実習演習」のカリキュラムとして、3年生を対象としたホテル業務体験と海外空港業務体験を実施しています。 

ホテルコースに参加した学生は、大阪市内のインターコンチネンタルグループである「ANAクラウンプラザホテル大阪」にて10日間のホテル業務の実習を行いました。フロント、ラウンジ、ゲストリレーションズ、客室管理、レストラン、マーケティングなどの多くの部署を体験することで、ホテル業務に関する幅広い知識を習得し、各部署の連携を目の当たりにしました。また、現場で働くからこそ学べるホテルならではの高品質なおもてなしを身に付け、実践することができました。 

空港コースに参加した学生は、8月23日(金)~8月27日(火)の4泊5日でANA台北支店にて松山空港旅客業務の実務体験と市内支店の業務見学を行いました。空港業務研修では、航空機の機側にて手荷物搭降載などの作業の見学をし、整備担当と共に出発機のお見送り「グッバイ・ウェーブ」に参加しました。また、チェックインカウンターにてお客様の案内や誘導を行うロビーサービスの体験や搭乗ゲートにてこれから出発するお客様に対して実際にアナウンスも行いました。 

市内支店見学では営業や予約業務、そして航空会社のESG活動について説明を受けました。マルチに活動する海外支店の活動を通して、航空教室などの社会貢献活動について学びました。 

就職活動前にホスピタリティ産業を実務体験することにより各業界の職業理解を深め、これまで学んだホスピタリティを体現できる貴重な機会になりました。今後の就職活動にも大いに役立つものになったと思われます。 

(文責:国際学部客員講師 濱岡美衣) 
関連ページ:ANA連携授業 | 摂南大学 国際学部|オリジナルサイト (setsunan.ac.jp)

ANA関西空港見学会を行いました!



UPDATE 2024-09-30

国際学部では㈱ANA総合研究所と提携し、2年生を対象とした関西空港見学会を実施しています。2024年は9月3日に10名の学生が参加して開催されました。

冒頭、今回の見学内容と予定の説明を受けた後、まず初めに空港当局から特別に許可を得て、通常は立ち入りが認められない航空機の機側に参りました。そこでは、手荷物や貨物の搭降載や整備作業、滑走路へ航空機を誘導するプッシュバックなど、普段は目にできない出発作業をすぐ傍でみることができ、とても貴重な体験ができました。
次に、オペレーションコントロール部門で到着・出発作業が予定どおり進捗しているかを見学しました。その後、2階の国内線出発フロアと4階の国際線出発フロアでお客様の搭乗手続を行うカウンター業務や航空機への搭乗案内を担当する旅客部門を見学し、安全・定刻に航空機を出発させるための情報の共有や、チームワークの重要性について説明を受けました。

見学終了後は、参加者と年代も近い若い社員の方々との座談会の時間です。空港の仕事内容のみならず社会人としての心構えや就労意識についても活発な質疑応答がかわされました。今後の就職活動にも大きな動機付けになったようです。

また、学生が利用することの多いLCC(Low Cost Carrier)が使用している第2ターミナルも見学しました。第1ターミナルと比べて簡素な施設状況で効率的にLow costを実現している様子などを確認できる機会となりました。

(文責:国際学部客員教授 伊達 寛)
関連ページ:https://www.setsunan.ac.jp/intlstudies/w/ana/

ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドでの特別実習を実施しました!



UPDATE 2024-09-26

摂南大学国際学部(外国語学部)では、2024年8月26日(月)~8月28日(水)にホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド(兵庫県神戸市)での「体験型特別実習」を実施しました。ホスピタリティ産業の最前線であるホテルの中でも高品質を誇る「スモール・ラグジュアリーホテル」の現状を視察し、実際の業務を体験することのできる本プログラムは2022年度から始まり、今回が3度目の実施です。
参加者12名は、同ホテル総支配人である本学部の客員教授檜山和司からホテルの経営特性やおもてなしの秘訣等に関する事前授業を受けた後、実習本番を迎えました。3日間の実習では客室、婚礼会場、宴会場等の各部門に配置され、スタッフの指導を受けながら業務を体験しました。
最高品質のサービスを提供するプロ意識、徹底されたサービス精神を目の当たりにし、将来的に観光業界で働きたいと考えている学生はもちろんのこと、参加者全員にとって大変貴重な経験となりました。

~参加者の感想(抜粋)~

・「初めて見聞きし、体験することばかりで新鮮でした。将来の選択肢が増えました」

・「様々な業務を通じて、ホスピタリティの本質、おもてなしなど沢山のことを学び非常に貴重な体験ができました」

・「礼儀や接客など、ホテル業界やブライダル業界の難しさや楽しさを知り、人として成長できる実習でした」

(文責:国際学部事務室)

【留学生通信】3カ国を旅してみて



UPDATE 2024-08-11

私、吉田百花(国際学部3年生)は現在スペインのサラゴサという都市にあるサラゴサ大学(スペイン語:Universidad de Zaragoza 英語:The University of Zaragoza)に留学しています。本「留学生通信」ではスペインの文化について私なりの視点で報告してみようと思います。第5回目の今回は旅行記になります。夏休みを利用してフランス、イタリア、ギリシャを訪れました。

フランスは、エクサンプロヴァンスという南仏にある街とパリに行ってきました。エクサンプロヴァンスは、フランス人がバカンスで訪れることが多いのか、外国人よりもフランス人の観光客多かったです。中心地には、通りにたくさんのお店があり、どの時間帯も観光客で賑わっていました。レトロな雰囲気の建物やおしゃれな街並みが多く、街歩きを楽しみました。

一方、パリでは、フランス建国記念日である7月14日に行われるパリ祭に行きました。旅行のスケジュールの関係で、パリ祭のフィナーレを飾るエッフェル塔の花火は見られませんでしたが、午前中に行われる革命記念軍事パレードの一部分は見ることができました。今年はパリオリンピックの関係で、通常とは異なる場所で行われ、パレードに関しての情報も少なく見れるか見れないか賭けに近い状態で行きましたが、航空隊(日本でいう自衛隊のブルーインパルス)が描くフランス国旗を間近で見ることができて行った甲斐がありました。しかし、真下から見ることは出来なかったので、いつか再挑戦したいと思います。

続いてイタリアでは、ヴェネチアとローマに行きました。パリからヴェネチアへ向かう飛行機から見えたアルプス山脈は壮大でした。ゴンドラで知られるヴェネチアですが、2時間ほど車に乗るとドロミテという東アルプス山脈のある地域に行くことができます。日本人にも人気のある場所だからか、日本から来ているツアー客の方々にも遭遇しました。美しい景色に癒され、少しの時間でしたが、忙しい日常から逃げることができ気持ちがとてもリフレッシュしました。

ローマ滞在もパリ同様に時間に余裕がなく、日本人に人気のトレヴィの泉には行かず、ヴァチカン市国だけを訪れました。スペインでもいくつかの大聖堂を訪れたことがありましたが、世界最大の教会であるサンピエトロ大聖堂は何もかもが格別でした。サンピエトロ大聖堂に訪れる際は、必ず登るであろうクーポラですが、三半規管の弱い方や夏の暑い時期に訪れる場合はエレベーターで上まで行くことをオススメします。私は階段で行きましたが、螺旋階段がほとんどでヘトヘトになりました。

ギリシャでは、サントリーニ島に行きました。白で塗られた家々とエーゲ海、ブルードームと絶景の風景でした。市内のお店が立ち並ぶ通りは、観光客で混雑していたり、サントリーニ島の地形特有である段差がどこにでもあるため、暑い中歩くのはかなり大変でした。今まで人並みに旅行してきましたが、サントリーニ島は若いうちに訪れるべき観光地だと思いました。

これらの旅は、国内を移動する際はそれぞれの国の国鉄(日本でいう新幹線)を使用しました。フランス・イタリア・スペインどの国も線路沿いにヒマワリ畑やラベンダー畑が共通してあったことが印象に残りました。また、国ごとに乗客の車内での過ごし方が違うところが面白いと感じました。フランスは、本を読んでいる人がいたり、寝ている人がいたりと車内が静かでしたが、イタリアやスペインでは、車内で電話をしたり、動画をイヤホンなしで見たり、大きな声で会話したりとかなり騒がしかったです。

最後に、ヨーロッパに多いスリに関して述べようと思います。観光客の乗り入れが多い駅や治安の悪い地域の駅・空港・観光地では、警察や軍隊が見守りをしています。絶対安全とは言えませんが、一人で旅行する者にとっては少し心強かったです。もちろん、警察や軍隊がいても危険な人物はいるようなので、人が集まる場所では常に周りに目を向けるなど注意が必要だと思いました。

写真1:ドロミテ付近の山のふもとにあった町

写真2:少し山道を登ったところ(車で訪れることができる)にある池と山

ドロミテはヴェネチアからのアクセスが悪く、個人で訪れるにはレンタカーが必要だったりするため、ツアーでの参加をオススメします。

(国際学部3年生 吉田百花)
https://www.setsunan.ac.jp/intlstudies/w/2024/07/【留学生通信】スペインの日常生活/

2024年度中国語スピーチコンテストを開催しました



UPDATE 2024-08-07

 2024年7月24日(水)に中国語スピーチコンテストを開催しました。参加者が多いため、制限時間は2分としました。参加者は「中国語プレゼンテーション」を履修している3年生の32名です。

 審査員はこの科目を担当する教員2名と他の中国語教員3名の計5名という構成でした。当初、10号館3階のプチテアトルで実施する計画でしたが、エアコンの不調により急遽CALL教室に変更して実施しました。

 スピーチのテーマは多彩で、今自分が取り組んでいるスポーツや、休日の過ごし方を紹介する参加者が目立ちました。一方、中国の食文化や日本の伝統文化、おすすめの映画などをテーマにスピーチする参加者もいました。ルールでは原則として原稿を暗記することになっていましたが、途中で原稿を見てしまったり、時間切れで最後までスピーチできない参加者も見受けられました。

 全体としてスピーチの完成度は非常に高く、授業担当者以外の審査員を驚かせる結果となりました。特に入賞者のスピーチは発音の正確さ、流暢さ、表現力のいずれも高レベルであり、ネイティブスピーカーの先生からも高く評価されました。

 審査の結果、5名の入賞者を選出しました。最後に、入賞者を中心に記念写真を撮影し、解散しました。入賞者たちは2025年1月の学部表彰式で他のコンテストの入賞者とともに表彰されます。

文:国際学部教授 中西正樹・写真:国際学部講師 小都晶子
関連記事:https://www.setsunan.ac.jp/intlstudies/w/classes-post/中国語%E3%80%80関連情報/

IUのコンサート会場でインタビュー調査を行いました[森ゼミナール]



UPDATE 2024-08-07

私たち摂南大学国際学部森ゼミナール4期生は、2024年7月6日Asueアリーナ大阪で行われた「2024 IU H.E.R. WORLD TOUR CONCERT IN OSAKA」において、このコンサートに参加する方たちにインタビュー調査を行いました。

このインタビュー調査は、私たちゼミ生の研究テーマでもある韓国の公共外交や韓国ポップカルチャーの波及力の基礎調査となりました。韓国アイドル(アーティスト、俳優)が、海外のファンにどのような影響を及ぼしているのかをインタビュー調査を通して把握できればと思い行いました。当日は、私たちゼミ生7人が2人もしくは3人のグループに分かれて調査を実施しました。会場付近でコンサート開場を待っているIUの公式ファンクラブ「UAENA(ユエナ)」の方々など15組にご協力いただきました。

 

 

インタビューイ(インタビュー対象者)に対しては、必ず質問する必須項目を設けました。項目は次の通りです。

①IUを好きになったきっかけ

②韓国を訪れたことはあるか

③IU以外に好きな韓国の歌手/グループはいるか

④日韓関係が「悪化」していたといわれる時期はどのようなファン活動をしていたのか。

⑤IUへの好意は韓国への印象にどのような影響を与えていると思っているのか。

これら必須項目を踏まえた上で、内容の発展可能性が見込まれれば、インタビューイの関心をさらに深く探っていく手法(半構造化インタビュー)を取りました。

①の項目では、歌手活動だけではなく、俳優としても活躍するIUへの熱い回答をたくさん聞くことができました。また、本記事筆者(川内)のチームが⑤の質問をすると、インタビューをしたすべての方たちが、「(IUを通して)韓国のことをもっと好きになった」と回答したのが、最も印象に残っています。

筆者が尋ねてみたかった質問は「IUが広告モデルになっているという理由で買った商品はあるか」というものですが、この質問には「ニューバランスのスニーカー」と回答したファンの方がいました。IUのコンサート会場ではニューバランスのスニーカーを履いているファンが多いという「噂」を聞いたことがありましたが、実際にそうしている人の声を直接聞くことができました。また、実際にファンの足元を見ていると、ニューバランスのスニーカーを履いている人たちがたくさんいました。この「噂」についてはある程度実証できたのではないかと思います。IUが持つ知名度と影響力を把握できました。

ここで、インタビュー調査をしたゼミ生の感想を少し紹介したいと思います。

「現場でインタビュー調査をするのは初めてだったので、1組目に声をかける時はとても緊張しましたが、大変丁寧に答えていただきました。話すのが楽しく感じてきて、2組目以降はあまり緊張せずに挑めました。 最後に、中国から来た方々にもインタビューできました。言語の壁もありましたが、とてもいい経験になったと思います。 私たちの研究に役立つようなお話を沢山聞くことが出来て、インタビュー調査をして良かったと思いました!」

「IUだけを長年応援している人が多いと感じた。K-POPでは、マーケティングの戦略として、同一会社に所属しているアーティストらがコラボしたり、楽曲を互いにカバーすることで、オーディエンスが違うグループにも関心を持つようなことも行っている。その結果、いくつかのグループに同時に関心を持ったりする人が多いようだ。しかし、IUのファン場合は、他のアーティストには目移りせずIUだけを応援しているように見えた。さらに、IUが今までの芸能活動で歌手以外(俳優など)の活動もしてきた影響からだろうが、ドラマで見てIUを好きになったと話した人も多かった。私もIUが出ているドラマを何作か見たことがあるが、歌手が本職であるとは思えないほど演技力もすばらしく、ドラマからIUに関心を持つ人が多いことも理解出来た。今回会場を見た限りでは、男女比において圧倒的に女性が多かった。年齢比はそれほど大きく偏りがないように見えた。10代に見える若い人もたくさんいたが、年配の方も多く見かけた」

どのゼミ生にも共通していた感想は、初めは緊張をしていたが、ひと声かけると緊張はほぐれ、楽しくインタビューをすることができたというものでした。筆者も、このインタビューを通し、座学では学ぶことが難しい、貴重な現場の声を聞くことができました。

なお、筆者は、実際にこの日行われたコンサートに参加してきました。IUのコンサート自体が初めての経験だったので、座って鑑賞するスタイルにはすごく驚きました。また、この日参加していた「UAENA(ユエナ)」の方たちは、IUが話す言葉を、通訳者の翻訳を通す前にリアクションをしている方たちが多く、韓国語を理解できる日本人の方が多いのではないかと感じました。そして公演中のIUは、約10年ぶりの大阪公演ということもあり、関西弁を話してくれる姿をたくさん見せてくれました。たくさん感動し、忘れることのできない一日になりました。

【ジウニ(IUの本名イ・ジウンをより親近感のある呼び方にしたもの)のその一言も、その笑顔も、イルエナ(日本のIUのファンの愛称)にとっては大きな意味】

最後になりますが、当日のインタビューにご協力してくださった皆様、特に「UAENA」の皆様に、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

(国際学部3年生 森ゼミナール 川内双葉)

スペイン語プレゼンテーションコンテストを開催しました Concurso de Ponencia en Español



UPDATE 2024-07-28

2024725日(木)、国際学部3年生科目の「スペイン語を通して学ぶラテンアメリカ社会」の授業においてラテンアメリカの社会文化についてのプレゼンテーションコンテストを実施しました。この授業はスペイン語を学びながら、スペイン語圏であるラテンアメリカの社会文化を深く知ることを目的としています。学期の終盤には各自が特に興味を持った事象を探究し、スペイン語で発表しました。 

学期を通してラテンアメリカ各国の特徴や文化、社会問題についてスペイン語の文章を読みながら、知識を得て、受講生それぞれが関心を深めてきました。このコンテストでは受講生それぞれがラテンアメリカの文化や社会問題をひとつ取り上げて、3週間にわたってリサーチして、スペイン語でスライド5枚と原稿を作成しました。発表時間は45分でした。 

受講生が選んだテーマは以下の通りです。 

  • 「メキシコのチョコレート」 
  • 「ボリビアのオルーロのカーニバル」 
  • 「フィデル・カストロの名言」 
  • 「ラテンアメリカの先住民文化~民族衣装と食文化~」 
  • 「コロンビアの花祭り」 
  • 「ブラジルの自然エネルギー事業」 
  • 「メキシコのマリアッチ」 
  • 「グアテマラのコーヒー」 

1位は「オルーロのカーニバル」のプレゼンを披露した三澤夢花さん、2位は「グアテマラのコーヒー」について発表した山本竜誠さんでした。受賞者の発表に限らず、すべての発表が、歴史を踏まえたうえで現代におけるラテンアメリカ文化の多様性や面白さを感じさせる内容でしたし、フェアトレードや代替エネルギーといった現代世界が取り組むべき問題についてもリサーチされており、濃い内容の発表になりました。 

全員が教員の想定以上の長文の原稿を用意してくれました。その分、話す内容の暗記には苦労した様子で、所々言葉に詰まりましたが、最後までスペイン語で一貫してスペイン語で説明してくれました。1年後期からスペイン語の学習を始めて2年間、スペイン語学習に真剣に取り組んできた成果が、発音やイントネーション、作文力に表れていました。実践的な場面でスペイン語の発話の回数を増やせれば、大きくスキルアップすると思われます。これからもスペイン語圏への関心を深めるとともに、スペイン語の学習も続けてくれることを願っています。 

(文・写真:国際学部教授 藤井嘉祥) 
関連記事:https://www.setsunan.ac.jp/intlstudies/w/classes-post/スペイン語%E3%80%80関連/

 

チームメンバーの価値観を共有するワークショップ



UPDATE 2024-07-24

 2024年7月23日(火)3時限目(13:20~14:50)、京都府京田辺市「南部まちづくりセンター(通称:ミライロ)」を拠点に活動なさる市民・学生団体のみなさまにお越しいただき、国際学部小林基ゼミの3回生9名のためのワークショップを実施していただきました。

 お越しいただいたのは、地域の子どもたちのための企画イベントを行う「三山木まちづくり協議会子ども部会」および、ミライロの土曜カフェ「亜細亜屋台系喫茶 日々あらた」の松下 唯さん、学生たちと社会人の交流を促進する企画イベントを行う学生主体のグループ「接続使」メンバーの安田なつみさん、村上優太さんです。

 当該ゼミではまちづくりをテーマとしており、「まちの人々とかかわりながら自分を知ろう」を目標に掲げています。この日は、さまざまな社会活動を行う際にメンバー同士の多様な価値観を共有するためのカードゲーム「エンゲージメントカード」を体験し、メンバーが大事にする価値観をお互いに知ることを目指しました。

ファシリテーションをする松下さん

 カードには「友情」「愛」「向上心」「知性」などと、多様な価値を表す88パターンのキーワードが書かれており、その中から取捨選択して最終的に自分が最も重視したい7つのキーワードを残します。それらをグループでシェアすることで、自分たちが活動をしていく上でどんなことを目標にすべきか、どのようなチームを作りたいかを言語化して検討することができます。

 学生たちは接続使のみなさんといっしょに、入念にご準備いただいた松下さんのファシリテーションの下で、楽しく熱心にワークショップに取り組みました。お互いの手元に残ったキーワードを共有し合う際には、「意外!」とか「イメージ通り」といった感想が飛び交いました。自分や他のメンバーが大切にする価値観についてあらためて熟考する貴重な機会になりました。

 さらに追加のワークショップとして、「地域の伝統を受け継いでいくために地域住民同士が協力できること」についてのブレインストーミングを行いました。ゲストのみなさんとともに、学生たちは地域貢献のアイデアをたくさん提案することができました。

 

4人一組で実施したブレインストーミング

 自分たち自身の関心ややりたいことが地域社会への貢献といかに無理なく結びつくのか。ゲストのみなさまとの交流を通じ、学生の視野は広がりつつあります。引き続きまして、みなさまより学生たちの成長を見守っていただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

<関連リンク>

・「亜細亜屋台系喫茶 日々あらた」インスタグラム https://www.instagram.com/hi.bi.arata(外部リンク)

・「接続使」インスタグラム https://www.instagram.com/setsuzoku_shi_/(外部リンク)
小林基ゼミナール | 摂南大学 国際学部|オリジナルサイト (setsunan.ac.jp)

(国際学部講師 小林基)

浦野ゼミ・卒研中間発表会を開催しました



UPDATE 2024-07-25

浦野ゼミでは、毎年、前期末の7~8月頃と後期終わりの1月末の年二回、卒論発表会を実施しています。今年度の中間発表会は、7月17日と24日(水)の二週に分けて、それぞれ13時20分から16時30分まで開催しました。

卒研中間発表会は、4年ゼミ生一人一人が前期中にこなした研究内容を報告すると同時に、後期の卒業研究レポートの本格的執筆に向けて、夏期休暇中にどういったことに取り組み、研究の道筋をどう考えているのかを説明する機会となっています。

今年度は平日開催にも関わらず、ゼミ卒業生や休学中の学生、さらには3年ゼミ生も参加し、4年ゼミ生の発表を傾聴し、活発な質疑応答が行われました。特に、研究の進め方において、方向性を見直すにあたってのアドバイスがなされたり、研究資料のまとめ方についての指摘があったり、と4年ゼミ生にとっては自身の研究の組み立てを見つめなおす良い機会となりました。

一方、3年ゼミ生にとってははじめての研究発表会であり、来年度は自分自身がこなさなければいけないこともあり、雰囲気を掴むのに絶好の機会だったと思われます。

今年度の発表題目は以下の通りです。

「ブランドアイデンティティの本質─ユニクロのブランディング戦略を通じて─」

「アイデンティティの作られ方─日中台香の人びとを対象として─」

「パリコレから紐解く現代ファッションと社会」

「スポーツ指導における効果的な指導法」

「お菓子パッケージから探る『人びとの心理』」

「『パーソナルカラー』から読み解く現代社会」

「大阪における一般大衆浴場の歴史的変遷」

「人間と動物の共存は可能なのか」

「『健康麻雀』と高齢化社会」

以上のように、テーマはバラエティに富み、参加者にとっては聞き応えのあるものでした。4年ゼミ生の後期における研究の深化を、さらに3年ゼミ生の研究に対する意気込みに期待したいと思っています。

(文責:国際学部教授 浦野崇央)
浦野崇央ゼミナール | 摂南大学 国際学部|オリジナルサイト (setsunan.ac.jp)

留学帰国者報告会と留学説明会を開催しました



UPDATE 2024-07-23

2023年度末に海外留学(長期)から帰国した学生による報告会と2025年度前期留学説明会を、2024年7月9日(火)に合同で開催しました。これには、長期留学に関心を持つ1年次から3年次までの学生が参加しました。

鳥居学部長による挨拶のあと留学帰国者報告会が行われ、サラゴサ大学(スペイン)から帰国した1名と台湾師範大学から帰国した2名が、留学中に学んだことや体験したこと、感じたことについて報告を行いました。

サラゴサ大学での1年間の留学から帰国した学生は、サラゴサがキリスト教文化とイスラム教文化が混じり合う街であることを紹介したあと、参加したコースの授業やクラスメイトとの交流、ホームステイでの生活や学外でのイベント等について、美しい写真を使って報告しました。また、夏の暑さと冬の寒さがどちらも厳しいので、しっかり対策してほしいと後輩の学生たちにアドバイスしました。

台湾師範大学での留学生活は住居を自分で選ぶことから始まることから、2名とも住居に重点を置いた報告でした。2、3人で住むなら学生寮が用意されていますが、1人住まい希望ならアパートやシェアハウスなど多様なタイプの住居を選んで探すとのことでした。外食文化が根付いている台湾だけに、食に関する話題も豊富でした。また現地の人と知り合うには積極的にサークル活動やボランティア活動に関わるべきとの報告に参加者たちは頷いていました。

留学の体験を聞いたあと、国際学部事務室からの説明によって、学部主催の長期留学が4年間で卒業できる制度になっていることや、留学可能な提携校の一覧、そしてその出願、審査などの日程、出願条件、留学奨学金など、留学で求められるさまざまな事項について理解を深めました。参加学生たちは、留学を経済的に支援するための摂南大学海外留学奨学金や日本学生支援機構(JASSO)奨学金の説明にも熱心に耳を傾けていました。留学先は、大きく英語圏と中国語圏、スペイン語圏、インドネシア・マレー語圏に分けられ、それぞれの語圏には複数の提携校があります。最後に、参加者は留学を考えている語圏や大学ごとにグループに分かれ、担当教員から授業のことや現地での生活のことなどについて詳しい話を聞くとともに、気になることなどを質問していました。この語圏別の説明には留学帰国者も加わったので、報告会で話しきれなかったことや現地での最新の話題で盛り上がりました。

(国際学部教授 中西正樹)
海外留学 | 摂南大学 国際学部|オリジナルサイト (setsunan-kokusai.jp)
国際交流 – 摂南大学 (setsunan.ac.jp)
国際学部|海外留学制度 – 摂南大学 (setsunan.ac.jp)